(※写真はイメージです/PIXTA)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2021年11月8日~11月12日のマーケットについて振り返り、「1.先週の市場動向、2.先週のアジア・オセアニア株式・リート市場、3.先週のメキシコペソ市場、4.先週のブラジルレアル市場、5.今週の主な注目材料」のそれぞれについて解説します。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

1. 先週の市場動向

先週の市場の振り返り

<株式>

世界の主要株式市場は、高安まちまちとなりました。米国株式市場は、10月の生産者物価指数や消費者物価指数が大きく上昇したことでインフレ懸念が高まり、米金利が上昇したことを受けて、やや軟調な展開となりました。ただし、週末にかけては買い戻しが入り、下げ幅を縮小しました。NYダウは週間で0.63%安となりました。日本株式市場も、週前半は軟調な展開となりましたが、週後半に持ち直し、ほぼ横ばいで終了しました。日経平均株価は0.01%安で終了しました。一方、欧州株式市場は、好調な企業決算を背景に小幅に続伸しました。独DAX指数は0.25%高、英FTSE100指数は0.60%高となりました。中国株式市場は、6中全会の開催で様子見ムードが強まるなか、不動産業界への規制緩和の観測が浮上したことから上昇しました。中国本土市場の上海総合指数が1.36%高、香港ハンセン指数は1.84%高となりました。

 

<リート>

グローバル・リートは、長期金利の上昇を受けて、週間で0.28%安となりました。

 

<債券>

主要国の10年国債利回りは上昇しました。米国の10年物国債利回りは、予想を上回る消費者物価の上昇を受けて早期の利上げ観測が強まり、0.128%上昇しました。米金利上昇を受けてドイツと日本の10年国債利回りも上昇しました。

 

<為替>

円は米国の利上げ観測を受けて、対米ドルで小幅に下落しました。先週末の113円台半ばから114円近辺に下落し、週間では0.44%の円安となりました。一方、早期の米利上げ観測でユーロが対ドルで下落したため、円は対ユーロでは131円近辺から130円半ばに上昇し、0.52%の円高となりました。

 

<商品>

原油価格は、米国の原油在庫が増加したことなどから小幅に下落し、0.59%安となりました。

 

(注)最終営業日ベース。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)最終営業日ベース
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
株式(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
リート(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
10年国債利回り(前週差) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
為替(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場

(注)最終営業日ベース。為替の変化率がプラスの場合は各国通貨高・円安、マイナス▲の場合は各国通貨安・円高。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別の株価指数(現地通貨ベース)、為替レート (注)最終営業日ベース。為替の変化率がプラスの場合は各国通貨高・円安、マイナス▲の場合は各国通貨安・円高。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)最終営業日ベース。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別の株価指数の推移(注)データは2021年8月13日~2021年11月12日。グラフの各国・地域別の株価指数は表と同じ。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)最終営業日ベース。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別のREIT指数(配当込み、現地通貨ベース) (注)最終営業日ベース。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)データは2021年8月13日~2021年11月12日。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。アジア:アジア・パシフィック(除く日本)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別のREIT指数の推移 (注)データは2021年8月13日~2021年11月12日。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。アジア:アジア・パシフィック(除く日本)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

3. 先週のメキシコペソ市場

(注)データは2020年11月13日~2021年11月12日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2020年11月13日~2021年11月12日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注1)先週末は最終営業日ベース。 (注2)円/メキシコペソと円/米ドルの単位は円、メキシコペソ/米ドルの単位はメキシコペソ。 (注3)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。 (注4)WTI原油先物価格の単位は米ドル。 (注5)前週比は2021年11月5日から2021年11月12日まで、前月末比は2021年10月29日から2021年 11月12日まで、前年末比は2020年末から2021年11月12日まで。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注1)先週末は最終営業日ベース。
(注2)円/メキシコペソと円/米ドルの単位は円、メキシコペソ/米ドルの単位はメキシコペソ。
(注3)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。
(注4)WTI原油先物価格の単位は米ドル。
(注5)前週比は2021年11月5日から2021年11月12日まで、前月末比は2021年10月29日から2021年11月12日
     まで、前年末比は2020年末から2021年11月12日まで。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

4. 先週のブラジルレアル市場

(注)データは2020年11月13日~2021年11月12日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2020年11月13日~2021年11月12日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注1)先週末は最終営業日ベース。 (注2)円/ブラジルレアルと円/米ドルの単位は円、ブラジルレアル/米ドルの単位はブラジルレアル。 (注3)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。 (注4)鉄鉱石は先物価格(米ドル)。 (注5)前週比は2021年11月5日から2021年11月12日まで、前月末比は2021年10月29日から2021年 11月12日まで、前年末比は2020年末から2021年11月12日まで。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注1)先週末は最終営業日ベース。
(注2)円/ブラジルレアルと円/米ドルの単位は円、ブラジルレアル/米ドルの単位はブラジルレアル。
(注3)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。
(注4)鉄鉱石は先物価格(米ドル)。
(注5)前週比は2021年11月5日から2021年11月12日まで、前月末比は2021年10月29日から2021年11月12日
       まで、前年末比は2020年末から2021年11月12日まで。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

5. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年11月8日~11月12日のマーケットの振り返り』を参照)。

 

(2021年11月15日)

 

先週の注目の「日々のマーケットレポート」

2021年11月12日 メキシコ中銀が4会合連続で利上げ

2021年11月11日 アジア・オセアニアリート市場は上昇

2021年11月10日 主要な資産の利回り比較(2021年10月)

2021年11月8日 米雇用統計で雇用者数は53万人増と好調

 

先週の注目の「市川レポート」

2021年11月8日 岸田首相の経済対策とリカードの中立命題

【ご注意】
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