為替
先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。主要な輸出産品である鉄鉱石価格の下落や、豪州の主要都市で行われたロックダウンの影響などを受けて豪州10月雇用統計が市場予想を下回ったことが重石となり、これらを受けて、豪ドルは対円相場で下落しました。
金利
先週の豪州3年国債利回りは、大幅に上昇しました。豪州の10月雇用統計は市場予想を下回ったものの、米国の早期利上げ観測が浮上した影響が大きく、利回りは大きく上昇(国債価格は下落)しました。米国では、インフレ指標が予想を上振れたことが早期利上げ観測につながりました。
株式
先週の豪州株式は、ほぼ横ばいとなりました。豪州の10月雇用統計が市場予想を下回り、労働市場の回復に懸念が生じて下落した局面がありましたが、週後半の鉄鉱石価格の急反発が支援材料となったことから、株式相場は持ち直しました。週を通して豪州株式はほぼ横ばいとなりました。
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。豪州の10月雇用統計が市場予想を下回り、労働市場の回復に懸念が生じました。この他、主要国の長期金利が上昇したことなどを受けて世界的にリート市場は下落し、豪州リートも同様の動きとなり、豪州リート市場は下落しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年11月8日~11月12日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。
(2021年11月16日)