(写真はイメージです/PIXTA)

後悔しない有料老人ホーム選びを実現するためには、施設見学時にアクティビティ活動をチェックすることが大切です。本記事では、『介護の三ツ星コンシェルジュ――暮らしを豊かにするコラムサイト』を運営する株式会社ベイシスの取締役シニア事業部長である荒牧誠也氏が、アクティビティ活動のチェックポイントを紹介します。

アクティビティを職員が実施しているのは充実した施設

アクティビティを職員自身が考え、自ら実施しているホームはホスピタリティマインドが高いホームといえます。入居者一人ひとりの好みをきちんと把握し、それに応えるアクティビティを実施しているホームは良いホームといえるでしょう。

 

3日に1度の散歩でも良いのです。ホームの側の公園に入居者をお連れし、車椅子の方でも外の空気に触れてもらう。歩いていただくことでリハビリにもつながります。職員の多寡にかかわらず、職員を散歩に同行させる余裕があるホーム。

 

そのようなホームは、人繰りの上手なホーム長に恵まれたホームといえます。逆に多くのスタッフを抱えながら、散歩の付添いを有料サービスにするホームは考えものです。

 

このように、アクティビティ活動に取り組む方針1つを見ても、良いホームの見分けがつくのではないでしょうか。

多々ある「入居相談事業者」の賢い選び方

有料老人ホームなどの入居相談事業者は、利用料が無料の場合がほとんどです。1社目で決めてしまうのではなく、自分に合う相談員に巡り会うまで2~3社連絡してみるのも良いかもしれません。

 

入居相談事業者を選ぶ場合、会社を選ぶのではなく、相談員を選ぶと考えてください。相談員は自分と同じ価値観をもっているか、言っていることに納得できるか、気軽にいろいろなことが相談できるか、話をよく聞いてもらえそうかなどで選びましょう。

 

「この人は自分と同じ感性の持ち主だ」と感じる相談員を選ぶことが重要です。同じ紹介会社のなかでも「この人は自分と違う!」と感じた時には「相談員を代えてください」と頼んで良いのです。

 

代えてもらえないようなら、他社に頼んだほうが結果的に近道になります。2~3社当たってみて、信頼できる相談員に出会えたら、その相談員が真剣に勧めてくれるホームに素直に入居することが、施設選びを確かなものにしてくれます。

 

相談員がどれだけ親身に相談に乗ってくれるかが決め手です。施設選びはサービス品質や立地のほかに、経済的な問題がかなり大きなウェイトを占めます。相談員にどれだけ社会保障の知識があるか、どれだけ介護の知識があるかが重要です。

 

 

荒牧誠也氏

株式会社ベイシス

取締役シニア事業部長

 

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荒牧 誠也

幻冬舎メディアコンサルティング

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