1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の主要株式市場は上昇しました。米国株式市場は、1兆ドルのインフラ投資法案が上院を通過したことや、7月コアCPIが市場予想を下回ったことで早期テーパリング懸念が和らいだことなどが支援材料となり、NYダウは史上最高値を更新して終了しました。週間では0.87%上昇しました。日本株式市場は、日経平均株価は、4~6月期の決算は総じて良好であったことに加えて米国株が堅調に推移したことなどを好感して上昇しました。ただ全国で新型コロナウイルスの新規感染者数の増加傾向が続いたことが、上値を押さえました。週間では日経平均株価は0.56%上昇しました。欧州株式市場は、米国株の上昇や、米7月CPIの発表を受けてインフレ懸念が後退したことなどを好感して独DAX指数は、1.37%、英FTSE100指数は1.34%上昇しました。中国株式市場は、中国を含めた世界各地で新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか、経済活動の停滞が懸念されたものの、中国政府が景気を支援する政策を打ち出すとの期待などを受けて上海総合指数は1.68%、香港ハンセン指数は0.81%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、小幅な動きとなり0.16%下落しました。
<債券>
米国の10年物国債利回りは米7月PPIが予想を上回ったことなどから上昇しましたが、米8月ミシガン大消費者態度指数が2011年以来の低水準を付けたことなどを受け低下、週間では0.011%上昇しました。ドイツ、英国の10年国債利回りは低下しました。
<為替>
円相場は、対ドルでは、米8月ミシガン大消費者態度指数が2011年以来の低水準を付けたことなどを受けて、0.42%の円高となりました。対ユーロでは、0.14%の円高となりました。
<商品>
原油価格は、週間の米原油在庫の減少などを背景に0.23%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年8月9日~8月13日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年8月16日)
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