精神科医ママが子どもに「レトルト離乳食」を食べさせる理由 (※写真はイメージです/PIXTA)

子どもが産まれたら、「健康に育てたい」というのがすべての親の思いだろう。すると、離乳食なども手作りが望ましいように感じる。ただ、手間も時間もかかり、体や精神の負担になってしまうことも。ゆとりを持って楽しく育児をおこなうためには、市販の離乳食を利用してもいいのではないか。自身も、育児に市販の離乳食を利用し、「ゆる育児」を実践している精神科医の宮川紫乃氏に、その利点を紹介してもらった。

喜ばしいライフイベントがうつの原因になることも

こんにちは、精神科医の宮川紫乃です。現在8ヶ月の子供の育児で毎日奮闘中、産休後は周囲のサポートもあってフルタイムでの仕事に復帰しており、忙しくも幸せな生活を送っています。

 

日々の外来では色々な悩みを抱えた患者さんと出会いますが、多くは人生の大きな転機がストレスの原因になっていることに気がつきます。たとえばうつの原因として、昇進や結婚など、周囲からみれば喜ばしいことであっても本人がとても辛く感じてしまうことがしばしばあります。

 

中でも出産や育児は、それ自体がとても喜ばしいライフイベントであるが故に、悩みがあっても周囲に打ち明けにくくなってしまうことが多いのです。コロナ禍になっていわゆる「産後うつ」が急増したことが昨年話題になりましたが、それ以前からも共働き家庭や核家族が増えて育児に携わる親の孤立化が進み、心を病んでしまう方は増えていたように思います。

 

私も自身が働きながら母親になったことで、育児の負担に悩む方々の置かれている状況を身を持って理解できるようになりました。とくに第1子の時は力を抜いて良いポイントがわからず、「全てしっかりやらないと…!」と焦ったり、力んでしまったりする方が多いと感じています。子育てはロングランなので、いかに親が疲れずにハッピーでいられるかが重要なポイントになってくるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、私が実践している肩の力を抜く「ゆる育児」と、その実践として市販の離乳食(ベビーフード)を使ってみることをお勧めしたいと思います。

育児疲れに繋がりやすい離乳食作り

働きながら子育てしている方も専業主婦の方も、日々やることでいっぱいですよね。買い物、料理、洗濯、掃除、保育園への子供の送り迎え、寝かしつけetc. これらをこなしていたらあっという間に夜になってしまうでしょう。

 

育児や家事を全て完璧にやろうと思うと疲弊して、いつかポキっと心が折れてしまう可能性があります。実際に育児をがんばりすぎて心を病んでしまい、病院を受診される方も多いのです。

 

中でも離乳食を作る作業は大変ですよね。食材を買ってきて、茹でて、裏ごしをして、ミキサーにかけて、ミキサーを洗って、小分けにした冷凍ストックを作って…その繰り返しが約半年間続きます。

 

私は手作りの離乳食も母直伝の方法でゆるーく作っていますが笑、それでも毎日はしんどいなぁと思い、疲れた日は市販のベビーフードを使うことにしています。

精神科医、産業医

プライベートでは0歳児の母。Instagramでがんばりすぎず楽しく子育て「ゆる育児」を発信中。
https://www.instagram.com/hej_shino/

著者紹介

連載精神科女医が指南する「ゆる育児」

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