精神科医ママが驚愕…北欧で見た「日本ではありえない子育て」 (※写真はイメージです/PIXTA)

市販の離乳食(ベビーフード)の使用を敬遠する人もいるが、手間がかからないのは大きな利点だ。楽しいはずの育児を負担に感じてはもったいない。現在、8ヶ月の子どもの育児真っ最中である精神科医の宮川紫乃氏も頻繁に利用し、海外製のものなども積極的に取り入れているのだそう。栄養面においても十分に確保できるという、現在のレトルト離乳食事情とその実践法について紹介してもらった。

スウェーデンで見た衝撃の光景

こんにちは、精神科医の宮川紫乃です。現在8ヶ月の子供の育児で毎日奮闘中、産休後は周囲のサポートもあってフルタイムでの仕事に復帰しており、忙しくも幸せな生活を送っています。

 

昔私がスウェーデンに1年間住んでいたとき、レストランで赤ちゃん連れの親子をみかけました。赤ちゃんがいても、ベビーカーに載せて親が食事を楽しんでいるのです。赤ちゃんには、瓶などに入った離乳食をパカっと開けて、さっさと食べさせ、満足した赤ちゃんはすやすや眠りにつきます。日本では見たことがあまりなかった光景に私はびっくりしたものです。

 

スーパーではたくさんのレトルト離乳食が売られています。スウェーデンは合計特殊出生率がとても高く、子どもがたくさん生まれています。もしかしたら離乳食事情が影響を与えているのではないかなと思うほどですが、離乳食って簡単でいいのだ、と認識するきっかけとなりました。

 

しかも、スウェーデンは健康度を表す指標である平均寿命や乳児死亡率は日本とほとんど変わりません。さらに、世界の幸福度ランキングでは、スウェーデンは7位、日本はなんと62位なのです! 

 

私はがんばりすぎず楽しく子育てする「ゆる育児」を推奨しております。育児疲れを防ぐために、離乳食作りで疲れてしまったら無理せずに市販のもの(ベビーフード)を積極的に使いましょう、ということを前編でお話ししました。

 

今回は実際に私がどのような使い方をしているかをご紹介していきます。

私がアメリカの離乳食を使う理由

ベビーフードは日本のメーカーだと和光堂、キユーピー、ピジョン、森永乳業など大手メーカーの商品が多数あり、ベビー用品店やドラッグストアなどでも購入できます。1食分約100円と安価で近所のドラッグストアでも手に入るため使いやすいです。

 

保存料や着色料は含まれていないのですが、増粘剤が含まれているものが多かったり、塩分量や栄養バランスが気になったりして調べていたところアメリカの健康食品を取り扱っているサイトでオーガニック離乳食を購入できることを知りました。

 

日本にもこだわったオーガニック離乳食ブランドがいくつかありますが1食600〜800円と高価で、個人的には日常的に使うのが難しいように感じます。それと比較するとiHerbで購入できるベビーフードは1食分約200円と1/3〜1/4の価格で手が届きやすいです。また、欧米のオーガニックの基準は、日本よりはるかに厳しいため安心です。

 

サイトによっては、一定額までの購入であれば関税が掛からなかったり、送料も一定額以上の注文で無料になったりするためまとめて購入しています。

 

また、アメリカのベビーフードのパッケージはお洒落なので見ていて気分が上がり、離乳食の時間が少し楽しくなります。

ベビーフードのStage 1-4とは?

アメリカの離乳食はStage 1、2、3、4と3段階ありまして、Stage 1が離乳食初期、Stage 2が離乳食中期、Stage 3が離乳食後期、Stage 4が離乳食完了期となります。

 

各時期のおすすめ商品は以下のようなものです。

 

Stage 1離乳食初期(Supported sitter / 支え座り)4〜6ヶ月

ピューレ状の食剤1種類ずつ

 

プルーンは便秘対策にも良いと言われていますし、他にも桃、マンゴー、えんどう豆など色んな種類があります。ベビーフードを使うと裏ごしなどをしなくて良いので楽です。

 

Stage 2 離乳食中期(Sitter / お座り)7〜8ヶ月

水気少なめのピューレミックス

 

色々な野菜や果物が混ざった商品が沢山あるので、色々な種類のものを購入すると楽しいと思います。ヨーグルトに混ぜても美味しいです。

 

※写真左のものはStage2です
食べやすくお洒落なパッケージ


 

Stage 3 離乳食後期(Crawler / ハイハイ)9〜12ヶ月

歯茎で簡単に潰れる柔らかい固形物

 

この時期になると多くの製品があるのですが、中でもカロリーとたんぱく質をしっかり摂れて低糖質なものをご紹介します。災害時のストックとしても高カロリーなものは優秀です。

 

日本ではあまり見ない手で握れるタイプのレトルト離乳食
日本ではあまり見ない手で握れるタイプのレトルト離乳食

 

Stage 4 離乳食完了期(Toddler / 幼児)12ヶ月〜

手で握れ歯茎で噛める固形物

 

ネットで買えるアメリカの商品は少なくなってきます。この時期になるとベビーフードに頼らず自分で作っても負担が少なそうですね。

全時期を通してお勧めのオートミール

おかゆだけ手作りしておかずはベビーフードを頼るという手もあります。また、オートミールのパウダーを使うのもお勧めです。お湯かミルクで溶かすだけで食物繊維と鉄分たっぷりの主食になります。お米より栄養価が高く、調理も楽です。お湯の量によって硬さは調整できます。

アメリカのベビーフードの欠点と対策

日本では離乳食が進むにつれて食べ物の形態がペースト状から粗刻みへと変化していきます。アメリカも現地のスーパーには粗刻みのものあるようですが、ネットで購入できるベビーフードはStage3(離乳食後期)のものでも基本的にペースト状が多いです。多少水分が少なくなり固めになりますが、日本のベビーフードのように食材の形が残っているものは少ないです。

 

そのため、噛む練習ができないのでは?という心配があります。日本のベビーフードも一緒に使うか、週に何回かは食材の形状が残っている粗刻みのものを作ってあげると安心かなと思います。 

 

より多くの方々にとってベビーフードの利用が当たり前で批判されない世の中となり、疲れず楽しくゆる育児できますように。

 

 

※本文章で紹介している商品を取り扱う企業との、利益関係はありません。

 

 

精神科医、産業医

プライベートでは0歳児の母。Instagramでがんばりすぎず楽しく子育て「ゆる育児」を発信中。
https://www.instagram.com/hej_shino/

著者紹介

連載精神科女医が指南する「ゆる育児」

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