資産性の高い物件は「非公開物件」に絞られる理由

前回は、賃貸物件投資における「エリア選定」の重要性について説明しました。今回は、資産性の高い物件は「非公開物件」に絞られる理由について見ていきます。

「良い物件」は稀にしか公開されない

公開物件とはアットホーム、楽待など一般的なサイトに公開している物件をいいます。その中でも、自社で顧客を見つけることが難しく、買い主側の仲介手数料を払ってでも顧客を見つけたいという目的でレインズに掲載する場合と、大手仲介会社が自社のみで売買をするために専任媒介契約を結び、ルールに則ってレインズに掲載している場合の、この2種類がほとんどです。

 

良い物件がレインズに掲載される場合も稀にありますが、1日もしくは数時間で問い合わせや申し込みがあり、サイト上からすぐになくなってしまいます。そのため、レインズ掲載物件は、売れ残り案件、融資のつかない違法物件もしくは大手企業が専任媒介をとったばかりのものであることが多いのです。より資産性があり、違法でなく、質の良いものは「非公開物件」に絞られると断言していいでしょう。

 

非公開物件が非公開となっている理由には、以下のものがあります。

 

●売り主が、売却しようとしていることを周囲に知られたくないため

●法人が、資金繰りの影響から売却を急いでいるため

●先祖代々の土地や建物を相続によって取得したが、相続税の支払いに窮し、売却せざるを得ないため

「非公開物件」は不動産会社の地道な営業の成果!?

非公開物件は売らなければならない理由があるため、「掘り出し物」が出てくることが多いのですが、不動産会社はどのようにして非公開物件を見つけてくるのでしょうか。実はこれが、売買不動産会社のマーケティング力なのです。

 

大手不動産会社には、チラシ配り1日3000枚などといったノルマがあります。そしてあなたの自宅を買います、仲介しますと言って営業し、専任媒介を取得するのです。これは非常に強力で、ここから物件が上がってくることが多いようです。

 

その他弁護士との連携、地元不動産会社への地道な訪問、取引先のリピーターなど多種多様な手段があります。

 

非公開物件を中心に探すことが、資産性のある物件を取得するための近道となるのです。

ハウスリンクマネジメント株式会社 代表取締役
宅地建物取引士/液化石油ガス設備士/丙種ガス主任技術者

東京都八王子市出身。
新卒で株式会社ミツウロコに入社。
プロパンガスの営業、不動産リフォームに約10年携わり、仙台、埼玉で約500名の大家、約200社の不動産会社のサポートを行う。
その後、武蔵コーポレーション株式会社に転職。約1000件の賃貸管理、4500件のリフォーム提案を行い、賃貸管理、収益不動産のノウハウを学ぶ。
2014年、ハウスリンクマネジメント株式会社を設立、現在に至る。
長年の経験に裏打ちされた確かな提案が評判を呼び、所有物件の管理・運営について相談に訪れる投資家が後を絶たない。
主な著書に『不動産投資は「土地値物件」ではじめなさい』『人口減少時代を勝ち抜く 最強の賃貸経営バイブル』(共に幻冬舎メディアコンサルティング)がある。

著者紹介

連載不動産投資を成功に導く「土地値物件」の活用術

本連載は、2016年5月31日刊行の書籍『不動産投資は「土地値物件」ではじめなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

不動産投資は「土地値物件」で はじめなさい

不動産投資は「土地値物件」で はじめなさい

菅谷 太一

幻冬舎メディアコンサルティング

「区分マンションは初期投資が少ない=ローリスク」 「都心の新築物件は空室率が低い=ローリスク」 そう思い込んでいませんか? 不動産投資成功の必須条件はきちんとした投資目線を持つことです。 本書では“儲かる”物件…

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