「ホテル住まいの医師」という働き方はスタンダードになるのか (※写真はイメージです/PIXTA)

コロナ禍により、テレワークの推進やワーケーションなど、世界中の人々のライフスタイルが大きく変化しました。これまで芸能人など一部の人に限られていた「ホテル住まい」という生活に注目が集まり、2021年に入ってホテルの長期滞在プランがスタンダートになりつつあります。そこで今回は、泊りが多く、家も遠くて帰宅できないケースの多い医師でも、新しい形のセカンドハウスとして利用できる方法を探してみましょう。

セカンドハウスの新しい形となるホテル住まい

ホテル住まいという新しいライフスタイルが注目されるなかで、世界に遅ればせながら日本でも注目が集まりつつあるのが、一流ブランドホテルの名前を冠した「ブランデッド・レジデンス」です。日本ではまだ馴染みのない不動産物件の形式ですが、多くの場合、ホテルの上階部分などに併設されたレジテンス(邸宅)に居住しつつ、レストランやスパ、コンシェルジュなどホテルならではのハイグレードな施設・サービスを利用することができます。

 

その歴史は古く、1927年にマンハッタンのシェリーネザーランドホテルがオープンしたのを皮切りに、現在では世界に400以上のブランデッド・レジデンスがあるそう。日本では2016年に「アマネム」(三重県)、2020年に「パークハイアットニセコ花園レジデンス」(北海道)などが誕生していますが、いずれも別荘としての需要を満たすものでありリゾート地を中心に展開されていたようです。一方、近年は都市部の新しい住居の形として考えられたブランデッド・レジデンスもにわかに増えつつあります。

一流ホテルが提供する、ラグジュアリーな住環境とは

では、実際にブランデッド・レジデンスでの暮らしとはどのようなものなのでしょうか。実際の物件を例にサービスや利用できる施設などを紹介します。

 

森ビルが2023年開業に向けて進めている大規模都市再生事業「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」(虎ノ門・麻布台プロジェクト)において、ラグジュアリーホテルブランド「アマン」と組んで進めているのが「アマンレジデンス 東京」。メインタワー最上部(A街区54〜64階)の物件となり、日本初進出となるホテル「ジャヌ東京」などが同居します。国際的なデザイナー、ヤブ・プッシェルバーグがインテリアを手掛けており、各住戸には専用エレベーターロビーが直結。ティールーム、ライブラリー、リーディングルーム、ラウンジ、バー、専用シェフがサービスを提供するプライベートダイニングルームなど居住者専用施設を多数設置するほか、プライベートプールを備えた「アマン・スパ」なども利用することができます。

 

一方、2024年に大阪市北区堂島に登場するのが東京建物とラグジュアリーホテルブランド「フォーシーズンズホテル」がタッグを組んだ「Brillia Tower 堂島」です。約4,800平方メートルの敷地にホテルと分譲マンションが一体になった高層ビルを建設します。住居部分は全466戸になる予定で、1〜27階、38〜49階が住居フロア、2階と43階にコンシェルジュを配置。エントランス部分に警備員が常駐することで24時間有人管理サービスを提供するほか、最上階には住居者全員が利用可能なラウンジ、パーティールームなど共用施設を完備する予定です。

 

また、東京都港区赤坂にある「ザ・リッツ・カールトン東京」併設の「ザ・パーク・レジデンシィズ・アット・ザ・リッツ・カールトン東京」は賃貸で入居できるブランデッド・レジデンス。入居者専用の共用部プライベートエリアがあるほか、ルーフテラスを備えたラウンジではザ・リッツ・カールトン東京専属シェフによる出張料理が楽しめます。別エリアにはフィットネスセンターやジャグジーなど様々な施設・設備もあり、コンシェルジュサービスも非常に好評だそうです。

 

なお、自分の家にいながらホテルのサービスも利用することができるという、夢のようなブランデッド・レジデンスですが、それだけに価格は超富裕層向け。新築、中古、部屋の間取りなどによって様々ですが、最高額が10億円を超える分譲物件もあるようです。今後、日本でもこうした暮らしが広がっていけば、より手を伸ばしやすい価格の物件も登場してくるのかもしれません。

ホテルは「泊まる」場所から「住む」場所に変わるのか

日々過酷な現場で忙しく働いている医師のような人たちの中には、少ないプライベートタイムを有益に使いたいと思っている人も多いのではないでしょうか。ブランデッド・レジデンスであれば、ジムで体を動かしたり、スパでリラックスしたり、レストランで美味しい食事を楽しんだりと、様々なことをホテル内だけで完結できます。また都市の中心地やアクセスの良い場所を生活の拠点にできるため、仕事のためのセカンドハウスとして利用するのもいいかもしれません。なにより、プライベートが十分守られた空間で、何かあれば有名ホテル仕込みのコンシェルジュたちが対応してくれる、そんな環境自体が最上級の贅沢なのかもしれません。

 

普通の生活をおくりながら、一流ホテルのサービスも受けられるという暮らし。新しい住まいの選択肢として、ブランデッド・レジデンスに注目してみてはいかがでしょうか。
 

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