潮の干満を電力に…「潮汐発電」は日本の海でも実現できる? (※画像はイメージです/PIXTA)

近年では、私たちが生活を営むために必要なエネルギーにも環境保護の観点が不可欠となっています。ここでは「地産地消エネルギー」「潮汐発電」について詳しく解説します。※本記事は、齋藤勝裕氏の著書『脱炭素時代を生き抜くための「エネルギー」入門』(実務教育出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

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静電気も、雨だれも…自然界は「エネルギー」の宝庫!

◆地産地消エネルギー◆

トイレで超小型水力発電、ジムの自転車漕ぎで発電機を回す。身の回りの電気ぐらい、自分たちでつくれないものか。

 

自然界はもちろん、私たちの周囲にはたくさんのエネルギーがあります。その中には、そもそもエネルギーとして認識されていないようなエネルギーも存在します。たとえば、世界のどこかで降っている雨。この雨が地面を打つ力をまとめたら、莫大なエネルギーになるはずです。

 

●そこかしこの小さなエネルギーを使う

 

冬になると、ドアノブに触る時に発生する静電気だって立派な電力です。これらを有効に利用する方法はないものでしょうか。トイレで流している水、あれで超小型水力発電機を回してトイレで使う電力をまかなえないでしょうか。また、スポーツジムで自転車を漕ぐ代わりに、発電機を回してもらうというのはどうでしょうか。そうすれば、ジムで使う電力くらい、自分たちで生産できるのではないでしょうか。まさに、地産地消エネルギーになるはずです。

 

地産地消は省エネにもなります。新型コロナ(covid-19)以後、在宅勤務が増えましたが、通勤が減ったということは通勤のためのエネルギーが不要になったということ。これはそれだけのエネルギーが生産されたのと同じ効果です。ほかにも、毎日何十億人もの人が何時間もスマホを覗いています。これも止めた分だけエネルギー生産につながります。日本中の自動販売機が使う電力は、原子力発電所1基に相当するという試算もあります。

 

マンガチックな発想もありますが、見渡せば私たちの身の回り、世界、自然界には使われずに見過ごされているエネルギーがたくさんあります。その多くは小さなエネルギーですが、問題はそれが集まると膨大なエネルギーになるということ。現代科学は大きなエネルギー、高温の熱の使用には長けていますが、微小なエネルギー、低温の熱の利用はうまくできていません。最近、このような小さなエネルギー、隠れたエネルギーを掘り出して利用しようとの試みが進んでいます。

 

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名古屋工業大学 名誉教授
理学博士

1945年5月3日生まれ。1974年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学。

主な著書として、「絶対わかる化学シリーズ」全18冊(講談社)、「わかる化学シリーズ」全16冊(東京化学同人)、「わかる×わかった! 化学シリーズ」全14冊(オーム社)、『マンガでわかる有機化学』『毒の科学』『料理の科学』(以上、SBクリエイティブ)、『「発酵」のことが一冊でまるごとわかる』『「食品の科学』が一冊でまるごとわかる』(以上、ベレ出版)、『ぼくらは「化学」のおかげで生きている』(実務教育出版)などがある。

著者紹介

連載脱炭素時代を生き抜く!意外と知らない「エネルギー」の基礎知識

脱炭素時代を生き抜くための「エネルギー」入門

脱炭素時代を生き抜くための「エネルギー」入門

齋藤 勝裕

実務教育出版

「2050年までの『脱炭素社会』の実現」を基本理念とする改正地球温暖化対策推進法が成立し、いまや、エネルギー問題については誰もが当事者です。 「そもそも、エネルギーって何だろう」「どんなエネルギーがあるんだろう」…

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