看護師に向けて放った一言が問題化…「院内セクハラ」に要注意

テレビなどで、ハラスメント問題についてのニュースを見かけない日はないと感じるほど頻発しているこの問題。何気ない一言やこれぐらいは大丈夫だろうと思っている言葉の中にも、場合によっては裁判に発展してしまうような深刻なことが潜んでいるのです。ここでは、そうした事例をご紹介していきましょう。

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親しみを込めて呼んだつもりでも…

男性から女性へ親しみを込めた呼び方のひとつに、〇〇ちゃんというものがあると思います。しかし今の時代では、この呼び方も仕事の関係ではセクハラとなるのでご用心。職場で異性のことを呼ぶとき、たとえ仲が良くても友人ではないということに注意してください。相手が上司や同僚だけでなく、たとえ部下の場合でも、敬意をもって呼ばなければならないのです。

 

職場の女性に対する「ちゃん」付け同様、男性に対する「くん」付けも、敬称にはなりません。敬意をもっていないということはすなわち、相手を軽んじていることとなってしまいます。そして、その呼び方を相手が不快に感じたときこそ、性的な嫌がらせとなってしまうのです。

 

親しみを込めて呼んだつもりでも、相手が不快に感じたらセクハラ発言になってしまいますので、病院内で看護師さんを呼ぶときには、相手が男性・女性に限らず、「~さん」と「さん」付けにするようにしたほうがいいのです。

相手の容姿を褒めることで、不快感を与えたらセクハラ

女性がいつもと違ったメイクをしていたり、あるいは男性が髪型を変えたりしたとき、うっかり褒めてしまうのも自分の首を絞めかねません。

 

病院内の異性に、「かわいい」「セクシー」「色気がある」といったような発言をした場合、自分は褒めたつもりで言ったとしても性的な発言である以上は、その相手を不快にさせるセクハラ発言となる可能性が高いということも注意したい点です。

直接相手に伝えなくても、職場で噂を流すことはNG

病院とは男女が働く職場です。おのずと恋愛関係に発展することもあるでしょう。また、気持ちは届かずとも片思いをすることだってあるかもしれません。思い通りにならないことも多々あるのが恋愛ですから、なかにはちょっと歪んだ形になることだってしばしば。

 

たとえば、女性看護師を好きになってしまい、ライバルたちの興味を彼女から引き離そうと、わざと悪評を流す方がいます。「彼女は軽い女で、誰の誘いも断らない」というような事実無根の噂が広まれば、ライバルは減るかもしれません。しかし、彼女は職場に居づらくなってしまいます。これは嫌がらせに該当し、セクハラ発言となります。

 

容姿を褒める「かわいい」というような言葉を直接伝えたらセクハラになる可能性があるといいましたが、これは他の人と「あの子はかわいいよね」というような噂話をしていても、本人の耳に入ってしまい、これを不快に感じた場合はアウト。注意したいところですね。

職場とプライベートは無関係、私生活には触れない

毎日、顔を合わせていると、曖昧になりがちなのが職場とプライベートの境界線。職場と私生活というのは、まったく別のものになります。本来、同僚という関係は、私生活とは無縁のものなのです。それゆえ、切り離して考えることが大切なのですが、日ごろから業務で顔を合わせていれば、雑談のなかでプライベートが話題にあがることだってしばしば。

 

それ自体は問題ないのですが、内容によってはセクハラに該当することがあります。男女の違いで受け止め方の差はあるようですが、不快に感じさせてしまうとアウトになりかねません。仮に異性から相談を受けた場合などは、発言に注意が必要になります。

 

今回、女性看護師から多く寄せられたセクハラの事例も、プライベートの内容によるものでした。「ご主人との夜の営みは今でもあるの?」「結婚する気はあるの?」といった内容が目立ち、なかには訴訟にまで発展したケースもあるようです。

 

セクハラ発言になるかならないか、ということを考えたとき、まずその言葉を投げかける相手が職場である以上、友だちとの会話ではないということをしっかり考えたほうがいいでしょう。そして、仕事の関係である以上、そこでは性にかかわるキーワードの含まれた会話はしない、というのが鉄則です。

 

この程度ならセクハラではないだろう、ではなく、セクハラにおいては異性を不快にしない、ということが大切です。もし、ここにあげたような会話をしている自覚がある方は、今後注意されることをおすすめします。
 

 

 

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