(※画像はイメージです/PIXTA)

人生100年時代が現実となったいま、人生をよりよく終えるための「終活」も広く知られるものとなりました。自分の人生をどのように締めくくるのか、周囲に明確な希望を伝えるには、「エンディングノート」の作成が非常に有効だといえます。ここでは、エンディングノート作成のポイントと注意点を「終活スペシャリスト」が解説します。

終活の問題を解決する「エンディングノート」

終活にまつわる問題の多くは、生前もしくは認知症になる前の、意識がしっかりしているときに「本人はどうしたいのか」を伝えてもらっていれば、周囲の人が迷ったり困ったりすることを回避できるものです。

 

それを伝える手段の一つとしてエンディングノートがあります。もちろん本人が家族に口頭で自分の思いや考えを伝えるのがいちばんいいのですが、いざというとき家族がそれを思い出せるかどうか分かりません。

 

そんなとき、一冊のノートにまとめられていれば、ご遺族の心の負担や事務作業の負担を軽減することができます。エンディングノートを書いたら、「ここに書き残したのでいざというときはこのノートを見てね」と家族に置き場所を伝えておくようにするといいでしょう。

 

とはいえ、実際にエンディングノートを書こうとした人の話を聞くと、その多くが「途中で挫折した」と言います。市販のエンディングノートは書かなければいけない項目が多く、最初の数ページを書いていやになってしまったというのです。皆さん真面目なので、最初の1ページから全部埋めないといけないと思ってしまうのですね。

 

まずはその既成概念を打ち捨ててください。私がお勧めしているのは次のやり方です。

 

①エンディングノートを書き始める前に目次を読む

②目次のなかから「ここは書けそうだな」と思うところを書いてみる

 

これでいいのです。

 

まずは書けそうなところから書いていき、「もうちょっとほかの項目も書けそう」というところでいったんストップします。そして別の日にまたパラパラと目次を読んでみて「今日はここなら書けるかも」と思えるところを探して書いていくようにするといいでしょう。

 

この方法、ぜひ試してみてください。気が付いたときには多くのページが埋まっていることでしょう。

 

終活協議会で作成しているエンディングノートには、ペットに関する項目や家系図を書き込むページもあります。その人の暮らしによって、行っておくべき終活も、エンディングノートに書いておくことも千差万別です。だから、幅広い知識と多くの相談先をもつ終活スペシャリストのアドバイスが必要になるケースが多いのです。

 

 ●ペットに関するエンディングノートの例 

 

いまやペットも大切な家族の一員。自分が亡くなったあとを誰にお世話をお願いするのか、ペットが亡くなったときにどうするのかなどを相談しておきましょう。

 

いまや

 

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竹内 義彦

幻冬舎MC

最後まで自分らしくより良く生きるための日々の活動である終活に、今、注目が集まっています。 終活で行うべきことは多岐にわたり、一人ひとり異なります。老後に起こるさまざまな問題に対して、自力でもれなく準備をするの…

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