「住宅ローン」の「繰り上げ返済」…メリットは?
西澤さん まず期間短縮型についてお話ししましょう。
星子さん 返済期間が短くなるほうですね。
西澤さん 繰り上げ返済後の毎回の返済額は変わらないのですが、返済額軽減型を選んだ場合よりも利息をたくさん減らせます。
星子さん では、返済に余裕があるなら期間短縮型がいいかも。
西澤さん そうですね。たとえば、月々の返済額を少なくするために長期でローンを組んだけど、完済予定が定年退職後になっている、というような人におすすめですね。
星子さん 返済額軽減型についてはいかがですか?
西澤さん 返済期間は適正だけど、月々の返済額が多いと感じる人にはおすすめです。たとえば、最初に返済額軽減型で毎月返済額を減らして家計に余裕をつくり、その後は、期間短縮型にするなど、家計の状況に合わせて選ぶといいですね[図表2]。
星子さん 繰り上げ返済をする時期で違いはありますか?
西澤さん 早ければ早いほど、利息軽減効果は高いですよ。
【ここがポイント!】
Point 01 同じ金額を繰り上げ返済した場合、利息を多く減らせるのは期間短縮型のほう。
Point 02 月々の返済に余裕があるなら期間短縮型を、返済が負担なら返済額軽減型を検討。
Point 03 繰り上げ返済は早いほど利息軽減効果が高い。
【注目キーワード】銀行の住宅ローンの繰り上げ返済手続き
窓口で繰り上げ返済を申し出る方法の他、電話やインターネットでできるケースも多い。手続き方法や、繰り上げ返済の実行日、手数料、インターネットで取り扱っているかどうかなど、金融機関によって対応が違う。事前に確認をしておこう。
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