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明らかに下がってきた海外不動産投資のハードル
近年、注目度が増している海外不動産投資。その背景には、日本が本格的な人口減少社会に突入し、経済の先行きに明るい光を見出しにくい一方で、インターネットの普及とともに海外の情報が入手しやすくなり、海外不動産投資のハードルも以前より低くなっているなか、人口が増加して今後も高い経済成長が見込める海外市場への投資を真剣に考える方が増えていることがあげられます。
人口減少社会に転じるということは、日本の不動産が高い空室リスクに晒されるとともに、今後は不動産価値や家賃の下落圧力も強まりやくなるということを意味するため、投資家の方がこうした選択をするのは当然の流れと言えます。
発展目覚ましい「東南アジア諸国」に投資家が注目
なかでも投資家の関心が高いのが、目覚ましい発展が続く「東南アジア諸国(ASEAN)」です。東南アジアの大半の国では、若者人口が多い理想的な人口ピラミッドが形成されており、マレーシアやフィリピンを筆頭に、高度経済成長が継続しやすいとされる「人口ボーナス期」の真っ只中にあります。
その成長スピードには目を見張るものがあり、ベトナムやカンボジアのGDPは2000年比で5~6倍、マレーシアやフィリピン、タイでも同3~4倍にまで拡大。今後も右肩上がりの成長が見込まれています。
かつての日本のように、人口の増加が新たな住宅需要を生み出すという好循環が生まれ始めているうえに、豊富な労働力が経済を活性化し、国民所得や物価も上昇基調にあるなど、将来的な不動産価値や家賃の上昇を期待しやすい環境が広がっている点が、東南アジア不動産の最大の魅力と言えるでしょう。
コンドミニアムの価格は東京の1/3~1/5
また、階下にショッピングモールが併設され、24時間ガードマン常駐のセキュリティゲート、プール、ジム、テニスコートなど、充実した施設を備えたコンドミニアムを、東京の1/3~1/5程度の㎡単価で購入できるという点も、東南アジア不動産の魅力のひとつです。物価が低い東南アジアでは、日本よりも低コストでワンランク上の生活を送ることも可能であるため、リタイア後の生活拠点とすることなどを目的に、物件を購入する方も増えています。
例えばマレーシアは、親日国で抜群の住みやすさを誇り、物価は日本の約1/3。大型商業施設や日本食レストランが豊富で、日本人医師などが在籍する病院もあるうえに、地震や台風といった天災もほぼないことなどから、財団法人ロングステイ財団調査で9年連続(2006~2014年)「海外ロングステイ希望先」世界No.1 に選ばれており、現地に行くと、セカンドライフを謳歌する日本人の姿を度々目にすることができます。
次回からは、より具体的に東南アジア不動産の現状と魅力について見ていきますが、その成長のエネルギーを感じるには、やはり現地に行くのが一番です。是非一度、ご自身の目で東南アジア不動産のポテンシャルを感じとったうえで、投資を検討することをお勧めします。
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