「コロナ禍で給与減」も底を打ったか?
コロナ禍による行動制限により、旅行・宿泊業や飲食業を中心に苦境に立たされ、多くの人が給与減に苦しんでいます。
厚生労働省『毎月勤労統計調査』によると、第1回目の緊急事態宣言が発令された2020年4月から、2021年2月まで、現金給与総額(名目賃金)は11ヵ月連続のマイナスを記録しました。2021年3月、そして速報値としての4月は前年比プラスを記録。ともに0.6%増と小幅な増加なので、給与減の底を打った、という見方もできます。
【現金給与総額(名目賃金)の推移】
2020年4月:274,825円、前年比-0.7%
2020年5月:268,789円、前年比-2.3%
2020年6月:443,111円、前年比-2.0%
2020年7月:368,756円、前年比-1.5%
2020年8月:273,243円、前年比-1.3%
2020年9月:269,323円、前年比-0.9%
2020年10月:270,381円、前年比-0.7%
2020年11月:279,095円、前年比-2.2%
2020年12月:547,612円、前年比-3.0%
2021年1月:271,761円、前年比-1.3%
2021年2月:265,702円、前年比-0.4%
2021年3月:282,898円、前年比0.6%
2021年4月*:282,898円、0.6%
*速報値
出所:厚生労働省『毎月勤労統計調査』より
このままワクチン接種が進み、コロナ禍収束の兆しが見えてくれば、給与減から給与増の流れも確実なものになると期待されます。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
税務調査を録音することはできるか?
相続税の「税務調査」の実態と対処方法