新型コロナウイルスワクチンの接種が進み、6月7日発表ベースで「1日100万回」を突破したとニュースになりました。今回はワクチン接種の状況を地域ごとに見ていきます。

新型コロナワクチン接種…1日100万回突破

首相官邸によると、新型コロナウイルスワクチンの接種回数は、6月7日時点、医療従事者等で849万4017回で前日比23万9337増、高齢者等は985万4167回で前日比85万4167増。ワクチン接種開始時は大きな混乱を呼び、なかなか進展しない状況に苛立ちの声も目立ちましたが、菅義偉首相が掲げた「1日100万回接種」は達成したことになります。

 

ワクチン接種数は劇的に増えている(※画像はイメージです/PIXTA)
ワクチン接種数は劇的に増えている(※画像はイメージです/PIXTA)

 

接種状況をさらに詳しく見ていきましょう。

 

6月7日時点、65歳以上の3548万6339人のうち、1回目の接種を受けたのは941万7553人で「1回目接種率」は23.70%。2回目の接種を受けたのは100万5761人で「2回目接種率」は2.83%です。

 

男女別に見ていくと、65歳以上男性は1543万6145人で、「1回目接種率」は22.81%、「2回目接種率」は2.53%。65歳以上女性は2005万0194人で、「1回目接種率」は24.39%、「2回目接種率」は3.07%。若干、女性のほうがワクチン接種に積極的なようです。

 

都道府県別に見ていきましょう。65歳以上の高齢者において「1回目接種率」が最も高いのは「佐賀県」。対象24万4686人のうち、1回目の接種を終えたのは9万2486人で接種率は37.80%です。続いて「和歌山県」。対象30万8934人のうち1回目の接種を終えたのは11万5853人で接種率は37.50%。「鳥取県」37.05%、「岡山県」36.93%、「山口県」36.23%と続きます。

 

【都道府県別新型コロナワクチン「第1回目接種率」トップ10】

※65歳以上 ※6月7日時点

第1位「佐賀県」:37.80%

第2位「和歌山県」:37.50%

第3位「鳥取県」:37.05%

第4位「岡山県」:36.93%

第5位「山口県」:36.23%

第6位「石川県」:34.97%

第7位「宮崎県」:32.58%

第8位「岐阜県」:31.59%

第9位「高知県」:31.51%

第10位「山形県」:30.85%

 

出所:首相官邸

 

65歳以上の高齢者の「2回目接種率」も見ていきましょう。トップは「和歌山県」で10.75%。2位は「鳥取県」で7.49%。「山口県」7.45%、「山形県」6.55%、「香川県」5.57%。「1回目接種率」トップの「佐賀県」は6位で5.55%でした。

 

さらに全世代を対象に見ていくと、「1回目接種率」トップは「山口県」で12.70%。「和歌山県」12.60%、「高知県」12.22%、「鳥取県」12.04%、「佐賀県」12.04%と続きます。また「2回目接種率」のトップは「和歌山県」で3.59%。「山口県」「鳥取県」「山形県」「香川県」と続きます。

 

地域によって接種率に差はありますが、関係者の努力もあり、劇的に接種率は延びています。

 

一方で接種率があがっていくと、「接種を受けない人/受けられない人」の対応も心配されます。決して差別などに繋がらないよう、対応が急がれます。

 

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