「クレジットカード納付は手数料が必要」元国税専門官ズバリ

「確定申告するのが面倒くさい」「節税したいけど、どうしたらいいか分からない」……、毎年このような声をよく聞く。日本の税制は、納税者自ら確定申告をする「申告納税制度」で、申告内容の一部は納税者の選択に委ねられているのだ。申告相談に携わった元国税専門官が、節税にはどっちが得なのか、プロの税金術を公開する。本連載は小林義崇著『元国税専門官が教える! 確定申告〈所得・必要経費・控除〉得なのはどっち?』(河出書房新社) より一部を抜粋し、再編集したものです。

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「現金納付」と「クレジットカード納付」得なのは?

正解:手数料がかからない「現金納付」がシンプルで安心

 

納税のトピックに移りましょう。私が税務職員時代、よく耳にしたのが、「確定申告書を出せば、あとから納税の案内が送られてくると思っていた」という勘違いでした。

 

残念ながら、このような案内を税務署はおこなっていません。確定申告が自主申告であるのと同じく、納税についても基本的には自主的におこなうものと理解しておきましょう。

 

所得税の納税方法は現在主に現金納付、振替納税など複数あるという。(※画像はイメージです/PIXTA)
所得税の納税方法は現在主に現金納付、振替納税など複数あるという。(※画像はイメージです/PIXTA)

 

以前は、納税をするためには、税務署か金融機関に出向き、紙の納付書に必要事項を記載して納めるしかありませんでした。しかし、近年は納税方法が複数増え、納税者にとっては便利になっています。所得税の納税方法は、現在おもにつぎの6種類のものがあります。

 

①現金納付
②振替納税
③コンビニ払い
④インターネットバンキング払い
⑤ダイレクト納付
⑥クレジットカード納付

 

このうち、①〜⑤に関しては、実質的な納税額に影響はありません。たとえば令和元年分の所得税が100万円なら、手元から100万円が納税でなくなるということです。

 

ところが⑥のクレジットカード納付だけは違います。というのも、クレジットカードなので、ポイントがつくからです。

 

クレジットカード納付がスタートしたのは2017年のこと。私はぜひ使いたいと考えました。ちょうどその年に私がフリーランスとして独立したということもあり、納税にポイントがつくという点にメリットを感じたのです。すべてのカードにポイントがつくわけではないので、カード会社に確認する必要がありますが、24時間いつでも納税できる点や、分割払いにできる点もメリットといえるでしょう。

フリーライター

1981年、福岡県生まれ。西南学院大学商学部卒業。2004年に東京国税局の国税専門官として採用され、以後、都内の税務署、東京国税局、東京国税不服審判所において、相続税の調査や所得税の確定申告対応、不服審査業務等に従事。2017年7月、東京国税局を辞職し、フリーライターに転身。書籍や雑誌、Webメディアを中心とする精力的な執筆活動に加え、お金に関するセミナーも行っている。近著に『すみません、2DKってなんですか?』(サンマーク出版)がある。

著者紹介

連載「得なのはどっち?」難しい確定申告を分かりやすく解説

確定申告〈所得・必要経費・控除〉得なのはどっち? 元国税専門官が教える!

確定申告〈所得・必要経費・控除〉得なのはどっち? 元国税専門官が教える!

小林 義崇

河出書房新社

クイズ形式で出題。ベスト・チョイスはどっちか? 青色申告or白色申告。開業届を出すor出さない。家族を雇うorパートを雇う。iDeCo or小規模企業共済。郵送で申告or e‐Tax。国税専門官として数多くの申告相談に携わった著者…

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