恐ろしい…「骨粗鬆症」の人が「カルシウム」を摂りすぎたら

整形外科医の片岡泰文氏は書籍『治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題』のなかで、間違いだらけの健康常識に警鐘を鳴らしています。

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骨粗鬆症は、「姿勢」と「生活」のトータルで治す

 

■骨粗鬆症は姿勢矯正で治せ​

 

骨粗鬆症は病気ではありません、健康のバロメーターです。だから、健康な生活を送っていれば、骨はトータルで強くなる。

 

骨粗鬆症も姿勢が影響している。体が曲がってくると、骨粗鬆症はバンバン進んでしまう。そういう意味でも、仰向け寝矯正が必要になってくる。

 

一般的に、骨粗鬆症の治療に行くと病名だけで治療するので、ほとんどの病院では「カルシウムを摂りましょう」「筋力を付けるために運動をたくさんしましょう」とか、「ビタミンDが大事だから日に当たろう」などと言う。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

カルシウムを摂取する、運動など一つひとつの研究は、それぞれにエビデンスがある。しかし、姿勢が悪いところをいくら頑張ったって、良くなるはずがないというのが私の考えだ。

 

姿勢から見た骨粗鬆症は、背骨と股関節で治療が別ものになる。背骨の場合は、姿勢さえ良くなればかなり改善する。一方で、股関節は家の中にいる限りは良くならない。外出して立っている時間を延ばすことが重要なリハビリになる。

 

■食事はバランスが重要

 

骨粗鬆症は、姿勢と生活のトータルで治す。ある意味では整形外科医の実力が問われている病態だ。究極でいうと、骨粗鬆症に薬はいらんのです。

 

しかし、薬を出さないと患者のモチベーションが持たない。薬を飲んでいると患者は治療を意識する。基本的には、毒にもならないようなカルシウム剤とビタミンD3というやつを出している。

 

ビタミンD3は、日光浴をしなくて済むのと同時に、カルシウムの多い食べ物を摂るなという意味で出している。カルシウムを摂らないといかん、ということだけに集中してしまって偏食になる人もいる。

 

健康にいいというものだけを食べるのでなく、バランスの取れた食事が大切だ。バランスです、バランスが重要。

 

高い商品をお金を出して買えば健康になると思っているのは、それはもう信仰である。医療は宗教じゃないので、金をたくさん出したから治るというものとは違う。

「年取ったら、もう治らん」…はNG?

■大事なのは姿勢と適度な運動

 

骨粗鬆症の治療で大事なのは姿勢、それと、適度な運動だ。あとは家にこもらないこと。「年取ったら、もう治らん」とかは言わない。年は全く関係ない。ちゃんとやれば将来につながる。

 

背骨を強くするのも姿勢だ。真っすぐにしていないと、背骨に均等に重みが掛からない。曲がっていると、まだら骨粗鬆症になる。

 

強いところと弱いところ、折れるのは弱い部分。だから姿勢を良くして生活することが大事で、姿勢が良ければ背骨は座っていても強くなる。

 

ただし、股関節は歩いたり立っていたりしないと強くはならない。昔の日本人は、股関節が折れる人は、まれだった。大きな荷物を持って歩き回っていたから、それはもう股関節関係は強かったものだ。ただ、姿勢が悪く、背中を丸めて歩いたりしたものだから、背骨が折れ、腰が曲がる人が多かった。

 

場所によって違うが、骨粗鬆症も、やはり姿勢を正すことがまず一番だ。適度な運動をし、「一に姿勢」「二に運動」だ。骨粗鬆症は病気じゃない、病態なんでね。

 

でも今の医療は、骨粗鬆症という病気をつくりあげている。ありえもしない病気をね。そして、まともな生活指導もしないまま薬を処方して、治療しているつもりになっている。だから治らないんです。

 

■カルシウムの摂り過ぎは失敗のもと

 

カルシウムを摂るように言われると、小魚をポリポリと食べる人が多い。カルシウムなんていうのは、要はチョークの粉と同じ。あんなものをボリボリ食べると、胃もたれがすごいことになる。

 

また、乳製品は摂り過ぎると太る。太り過ぎると骨が折れる原因になる。だから、食事でカルシウムを不必要に摂り過ぎると失敗する。

 

骨を強くしようと、筋トレやウォーキングを必要以上にやるのも勧められない。年寄りが若い人と同じことをしたら、ケガの心配もあって逆効果だ。マラソン選手には骨粗鬆症が多い。オーバーな運動は、やはり骨を弱くする。

 

■患者のモチベーションも重要

 

もう一つ、治療で重要なのは、患者に「治す」というモチベーションを持たせ続けること。うちのクリニックでは、患者のやる気を維持するために薬を出している。本来は飲まなくても治るけど、薬がないと、朝起きるのも歩くことも「もうやめた」と途中で投げ出す人が結構いる。

 

薬を出すことで、治りたいというモチベーションを持たせるんです。医者の努力も重要だ。

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片岡 泰文

整形外科医

昭和57年3月 福岡大学医学部卒業、熊本大学麻酔科入局

昭和58年 熊本市民病院麻酔科勤務

昭和59年 熊本大学整形外科入局

昭和60年 熊本労災病院整形外科勤務

昭和61年 水俣市立湯之児病院整形外科勤務

昭和62年 国立熊本病院整形外科勤務

昭和63年~平成4年 熊本大学病院整形外科文部教官(助手)

平成5年 熊本赤十字病院整形外科勤務

平成5年12月20日 片岡整形外科開業

 

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著者紹介

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本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題』より一部を抜粋したものです。最新の税制・法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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