バツイチ子持ち…婚活パーティで出会ったのは
3人の子宝に恵まれながらも、金使いの荒い夫に悩んでいたというAさん。結局、10年で結婚生活は破綻しました。Aさんが負債をおうことはありませんでしたが、養育費などもらえることなく、離婚後の生活は非常に困窮したといいます。
Aさんは結婚後に専業主婦になっていたため、フルタイムで再就職を目指しましたが、職選びに難航。パートタイムの仕事をいくつもかけもちして、なんとか暮らしていく……そんな生活が何年か続いたそうです。疲れ果てたAさん。結婚はこりごりと思っていましたが、再び、結婚に助けを求めるようになったそうです。
「婚活パーティに参加することにしたんです。そこで出会ったのがBさんでした」
Aさんははにかみます。Bさんは長年連れ添った妻を亡くし、心の穴を埋めるようにパーティに出席したのだとか。Bさんとはすぐに意気投合しましたが、気になったのが歳の差。
「Bさんは75歳、私は35歳。年の差が40もあって」
Bさんは1代で財を成したやり手の事業家で、すでに経営からは退いていますが、かなりの財産を持っていました。Aさんがそのことを知ったのは、知り合ってからだいぶ経ってから。
「Bさんといると穏やかな時間を過ごすことができ、心のよりどころになっていました。それまで会うときは外だったので気づかなかったのですが、ある日、Bさんの自宅に招かれて……あまりの豪邸でビックリしました」
玉の輿などと揶揄する知人もいましたが、その前にBさんの人柄に強く惹かれていたAさん。一方、経済的な面を知らずに自分を慕ってくれるAさんに、Bさんも強く惹かれたのでしょう。ある日、Bさんから正式なプロポーズがあったそうです。
「まだ若いあなたの重荷になってしまうかもしれません。それでも、あなたと一緒に生きたいと思いました」
そんなBさんのプロポーズに、嬉しいながら戸惑いもあったといいます。
「結婚願望があるからこそ婚活パーティに参加したんですが、実際にプロポーズされると『本当に私でいいんだろうか』という考えが頭をよぎってしまって」
そんな気持ちを素直に口にすると、Bさんは「焦ることはない」と笑ってくれたそうです。そんな優しさにさらに心打たれて、AさんはBさんと再婚する決心をしました。ただどうしても気になることが。
「端からみれば、私なんて、財産目当てにすり寄った女にしか見えないでしょ」
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