なぜ積立投資は「タイミングが不要」なのか?
──上地さん、私、ふと思ったんですけど、いいですか?
はい、なんでしょう?
──投資を始める際に、これから明らかに下がると確信したら、やはり大きく下落するのを待ってから始めたほうがいいんじゃないですか? それなら損するリスクも小さいだろうし、大きな利益も期待できますよね。
良い質問です。では、次の問題を一緒に考えてみましょう([図表2])。12月末の時点で投資金額がより多く増えていたのはAさん、Bさんのどちらでしょう?
──ここまでのクイズの答えの傾向からいって、投資金額が多く増えていたのはAさんということですか?
正解です。積立投資にタイミングは不要なんです。
──えー。そうなんですか。
安い時にたくさんの口数を買ったAさんのほうが勝ちということです。
それでは、次の質問はどうでしょうか([図表3])。中村さんなら、AとB、どちらのファンドに投資したいですか?
──そりゃ、やっぱり上がっているAのほうがいいと思いますけど……Bのほうがいいんですか?
Aが損しているわけではありませんが、年末時点での運用成績を見ると、Bのほうがいいんですね。
──不思議ですね。積立投資って。
そうです。積立投資をすると投資の常識がガラリと変わります。運用成績がいいファンドよりも悪いファンドのほうが、積み立てで投資を行うと獲得リターンが高くなることがあるのですから、本当に不思議なものですね。
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