1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は概ね堅調となりました。米国株式市場は、米ISM製造業指数など総じて良好な経済指標やバイデン政権による2兆ドルの経済対策などが好感され半導体関連株などが上昇し、NYダウは小幅ながら上昇しました。NYダウは週間では0.24%上昇しました。S&P500は最高値を更新しました。日本株式市場は、米国株高や円安進行を追い風に、半導体関連株などハイテク株を中心に上昇しました。週間では30日には配当落ちがありましたが、それを埋めて2.32%上昇しました。欧州株式市場は、バイデン米政権による半導体生産支援を含む2兆ドル規模の経済対策などを好感して独DAX指数は2.43%上昇しました。英FTSE100指数はほぼ横ばいとなりました。中国株式市場は、ワクチン接種の進展による世界的な経済活動の正常化期待などを背景に、上海総合指数は1.93%、香港ハンセン指数は2.13%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米での株式上昇を好感して0.64%上昇しました。
<債券>
米国の債券市場は、米国の新型コロナワクチン接種拡大や、バイデン大統領による大型インフラ投資計画への期待が高まり、長期債利回りは週間で0.045%上昇しました。日本、ドイツ、英国の10年国債利回りも上昇しました。
<為替>
円相場は円安となりました。対米ドルでは、バイデン政権による2兆ドルの経済対策などを受けて、米長期債金利が上昇したことなどから、0.95%の円安となりました。対ユーロでも0.64%の円安となりました。
<商品>
原油価格は、週後半に「OPECプラス」が緩やかに減産緩和を進める事で合意したことなどから0.79%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年3月29日~4月2日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年4月5日)
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