ユーチューバーとして稼ぐことができる時代の学び方
「大学のどの学部で勉強すればいいのか」と聞かれたら、私はいつも「何を勉強したらいいのかわからないのであれば、まだ勉強を始めないほうがいい」と答えています。自分が解決したい問題があれば、その問題に取り組めばよいですが、自分の方向性や問題が見つからない場合、大学に行っても何も役に立ちません。
一つ例を挙げるなら、以前はユーチューバーであることは個人的な趣味として捉えられていましたが、最近は、有名なユーチューバーの中にはテレビに出ているタレントより稼いでいる人もいます。昔は特定のテレビ局しかなく、芸能の仕事につける若者はほとんどいませんでした。1000人が芸能界に入っても、タレントとして注目されるのはごく一握りだったのです。
でも現在のユーチューバーであれば、誰かのアシスタントになる必要もなく、自分のチャンネルを立ち上げて、それがヒットすれば、すぐに有名になることができます。実際に、大学在学中や卒業したばかりの人でも、ユーチューバーとして自立して学費のローンをすべて完済した人もいます。
これ以上、私が何か言う必要があるでしょうか? 自分の興味のあることを探して、それについて学び、仕事として生かしていけばいいのです。逆に、自分が興味や関心を寄せるものが何もないのであれば、わざわざ大学に行く必要はありません。だから、「自分の興味や関心がどこにあるのか」を探し出すことが先決になるのです。
オードリー・タン
台湾デジタル担当政務委員(閣僚)
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】