軍用地の販売価格は、「1年間の地料×倍率」で決まる
さて、先ほど出てきた「倍率」は軍用地を購入する上で、必ず押さえておかなければならないポイントです。軍用地を購入する上で、誰もが一番気にする指標がこの「倍率」ではないでしょうか。「倍率」とは今の販売価格が1年間当たりの地料の何倍なのかを示したものです。
たとえば極東最大の基地である嘉手納飛行場や那覇市に所在する自衛隊基地などの返還されにくい施設、牧港補給地区などの返還を見越した開発計画のある施設は、他の施設よりも高い倍率で取引されているようです。
この「倍率」は、物件情報を収集してリスト化することで相場の感覚を養っていくことができます。たとえば、A社から出た嘉手納飛行場の物件情報は60倍で300万円、B社からは58倍で1000万円、C社……というように情報を蓄積していく作業を行うのです。そうすることでその施設の販売価格帯の相場が何倍なのかがだんだんと分かってきます。
下記に筆者が収集したデータから割り出した主な米軍基地・自衛隊基地の相場の倍率の一覧表を掲載しておきます。不動産業者に相談する前に、まずはイメージをつかんでから具体的な相談をするといいでしょう。
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