1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は中国市場を除いて上昇しました。米国株式市場では、1.9兆ドルの追加景気対策法案が成立したことや、コロナワクチン接種の進展による景気の早期回復期待が高まったことで景気敏感株など中心に上昇し、NYダウは最高値を更新しました。週間ではNYダウは4.07%上昇しました。日本株式市場では、米国の1.9兆ドルの追加景気対策法案が成立したことから米国株が大幅に上昇したことなどを好感して、日経平均株価が2.96%上昇しました。欧州株式市場は、米追加経済対策成立や好調な中国の貿易統計などを好感して上昇しました。独DAX指数は最高値を更新し、週間では4.18%上昇しました。英FTSE100指数は1.97%上昇しました。中国株式市場は、米国との対立の先鋭化や中国政府によるインターネット企業への規制強化が懸念され、上海総合指数が1.40%、香港ハンセン指数は1.23%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米などの株式の上昇を好感して3.89%上昇しました。
<債券>
米国の債券市場は、米国における大規模な追加景気対策法の成立を受けて景気回復期待が高まり、債券市場は下落(利回りは上昇)しました。米10年国債利回りは週間で0.073%上昇しました。ドイツ、英国の10年国債利回りも上昇しました。
<為替>
円相場は円安となりました。対ドルでは、米国における大規模な追加景気対策法の成立を背景に景気回復期待などから米国の長期金利が上昇したことを受けて、0.67%の円安となりました。対ユーロでは0.92%の円安となりました。
<商品>
原油価格は、米景気回復期待は引き続き強いものの高値警戒感などから0.73%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年3月8日~3月12日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年3月15日)
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