これから結婚・子育て・マイホームの購入・老後を迎えようとする世代には「将来のお金」に対する不安が広がっています。実際に自分にはいくら必要なのか…判断する基準としての「マネーパズル」とは一体何でしょうか。

マネーパズルで必要なお金を把握

そこで役に立つのがマネーパズルです。下記図表のように、想定されるパズルのマスは9つあります。マスの一つひとつが、「将来の不安要素になり得るお金」「何らかの対策をしておくべきお金の問題」を表します。パズルで想定している9つの問題を、列挙してみましょう。

 

マネーパズルで将来のために必要なお金を把握する
マネーパズルで将来のために必要なお金を把握する

 

●自分が死亡したとき、家族に遺すためのお金(死亡)

●医療、特に三大疾病などの高額医療にかかるお金(三大疾病)

●自分や配偶者・両親が要介護状態になったときのためのお金(介護資金)

●趣味や将来の夢を実現するためのお金(趣味や自己実現)

●老後の年金(生活費)を補完するためのお金(老後資金)

●事故や災害にあったときのためのお金(損害補償への備え)

●子どもの教育資金・結婚資金(子どもに関する必要資金)

●相続税や運用益に対する税金に対応するためのお金(税金対策)

●急に必要になったときのためのお金(緊急予備資金)

 

マネーパズルには、このように9個のマスを並べておくことで、私たちが考えておくべきお金の問題が〝見える化〟するというメリットがあります。

 

これらを眺めて、「人生にはこんなにもお金が必要な物事が控えている」と考えると、気が遠くなってしまう人もいるかもしれません。しかし、見て見ぬふりができないのがお金の問題です。まずは、マネーパズルで整理して、不安要素を目の当たりにすることが大切なのです。

 

マネーパズルを埋めるために必要な金額の目安
マネーパズルを埋めるために必要な金額の目安  

 

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30歳からはじめる 一生お金に困らない蓄財術

30歳からはじめる 一生お金に困らない蓄財術

工藤 将太郎

幻冬舎メディアコンサルティング

社会保障制度の財源が危ぶまれ、賃金格差が広がる今の日本にあって、これから結婚・子育て・マイホームの購入・老後を迎えようとする世代には将来のお金に対する不安が広がっています。 将来のお金が不安な時、たいていの人は…

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