白内障完治に必須…初診で言うべき「あなたしか知らないこと」

高精度で安全な手術方法が確立されているので根治可能な病気ですが、実は「医師にすべておまかせ」は危険です。たとえばレーシック経験があるにも関わらず、医師に伝えそびれると、手術自体は成功しても「想定外の見えにくさ」が生じる恐れがあります。快適な視界を得るために知っておきたい「診断時のポイント」を解説。

医師の方はこちら
無料メルマガ登録はこちら

 

現在の白内障手術は「日帰り」が基本…どんな流れ?

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

手術を受ける準備として、白内障治療のおおまかな流れを知っておきましょう。ご参考までに、私たちのクリニックグループでは、白内障の治療は、基本的に図表1のように行われます。

 

[図表1]白内障治療の流れ(日帰り手術の場合)

 

手術自体は「日帰り」が中心になりますが、その前には検査やさまざまな準備が必要になりますし、高齢の患者ではご家族に付き添っていただくことも何回かあります。患者本人はもちろん、ご家族も含めておよその流れを知っておいていただくと、治療をスムーズに進められます。

 

まず、手術を受けるにあたっては眼科医の診察を受け、視力障害の原因を調べます。原因が白内障と診断された場合、手術が必要かどうかを眼科医が判断します。

 

そして手術が必要な場合、手術予定日を決めます。白内障手術は点眼麻酔のみで行うため、全身の病気がある人でもほとんど問題なく手術を受けられますが、過去に高血圧、糖尿病、心疾患などの病気のある患者は念のために必ず内科を受診してもらい、内科医に白内障手術の了解を得たほうがよいでしょう。

 

次に手術前検査を行います。どのような手術が最適かを判断するための検査や、手術時に挿入する眼内レンズの度数を決定する検査、そのほかの視機能の検査を行います。

 

そのうえで、手術に対する説明を医師から受けることになりますが、患者だけではなく、ご家族にも白内障手術について理解してもらいます。手術前後の生活のサポートに協力してもらうことで、術後の生活もトラブルなく送ることが目的です。また、コンタクトを利用している人は、手術の2〜3週間前からコンタクトを使わないようにしてください。コンタクトによって角膜の形状が変わり、手術に影響が出るのを防ぐためです。

 

手術当日は手術前の準備から手術後の説明まで、約2時間かかります。術後は体調確認のため、リカバリールーム(回復室)でしばらく休憩をし、医師が問題ないと判断すれば帰宅となります。

 

手術翌日には、もう一度医師の診察を受けます。その後、期間や頻度は患者によって異なりますが週に一度、2週に一度など定期的に通院し、診察や投薬を受けます。手術後1ヵ月ほどで、徐々に普通の生活に戻れるようになります。

 

↓コチラも読まれています 

【医師限定】資産家ドクターになる「不動産投資」講座

 

年収1500万円前後だが…勤務医が「資産10億円」になれるワケ

株式会社中京メディカル 代表取締役 日本眼科学会認定専門医・認定指導医
医学博士

1978年愛知医科大学医学部医学科卒業。83年、名古屋大学大学院医学研究科博士課程外科系眼科学修了。社会保険中京病院眼科医長、主任部長を経て現在眼科顧問。眼科医療の世界では一人の医師が行う白内障治療手術の平均が年間200~300眼程度とされる中で、今でも年間3,000眼以上を執刀し生涯執刀数は80,000眼を超える。

94年、中京病院を中核とするクリニックグループを支援する株式会社中京メディカルを設立し眼科専門医の指導育成にも尽力する。ライフワークともいえる色覚研究歴は42年。83年より白内障治療における色覚の補正に着目し、世界初の着色眼内レンズを開発して商品化する。

92年、米国ASCRS(American Society of Cataract and Refractive Surgery)のフィルムフェスティバルにて“Natural View IOL(NV-IOL)and chromatopsia”(着色眼内レンズ)の題名で1st prizeを獲得。92年から日本臨床眼科学会にて色覚インストラクションコースを担当。2020年から公益社団法人日本白内障屈折矯正手術学会の理事長に就任。現在色視力の測定装置を開発し、色視力の普及にも尽力している。

公益社団法人日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)理事長/ヨーロッパ眼科学会(ESCRS)会員/アメリカ白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)会員/アメリカアカデミー眼科学会(AAO)会員/日本産業・労働・交通眼科学会理事/日本眼科学会専門医制度認定指導医/日本臨床眼科学会専門別研究会「色覚異常」世話人/中京グループ会長/医療法人いさな会中京眼科視覚研究所所長/JCHO中京病院眼科顧問

著者紹介

総合青山病院 眼科部長 

2008年愛知医科大学医学部卒業。2008年4月より社会保険中京病院にて勤務を開始する。2010年より中京病院の眼科を担当。2013年7月からは岐阜赤十字病院眼科で診療・執刀を行う。2016年、Best of JSCRS(Cataract)受賞。2019年7月より総合青山病院にて眼科部長に就任。専門領域は白内障手術、眼形成。レーザー白内障手術、日帰り白内障手術執刀医として第一線で活躍している。

アメリカ白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)、アメリカアカデミー眼科学会(AAO)、眼科手術学会、白内障学会、日本眼形成再建学会、日本涙道・涙液学会、眼感染症学会、日本眼内レンズ屈折手術学会、米国白内障屈折矯正手術学会に所属。水晶体研究会世話人。

著者紹介

連載「一生よく見える目」を手に入れる白内障手術

※本連載は、市川一夫氏・市川慶氏の共著『「一生よく見える目」を手に入れる白内障手術 改訂版』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

「一生よく見える目」を手に入れる白内障手術 改訂版

「一生よく見える目」を手に入れる白内障手術 改訂版

市川 一夫

市川 慶

幻冬舎メディアコンサルティング

自分の目に合う白内障手術とは? 約8万眼の白内障手術を行ってきた日本トップクラスの白内障専門医が徹底解説! 「レンズは何を選べばいいの?」 「手術に失敗したらどうする?」 「レーザー手術がいいっていうけれど本…

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧