三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2021年2月8日~2月12日のマーケットについて振り返り、「1.先週の市場動向、2.先週のアジア・オセアニア株式・リート市場、3.先週のメキシコペソ市場、4.先週のブラジルレアル市場、5.今週の主な注目材料」のそれぞれについて解説します。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

1. 先週の市場動向

先週の市場の振り返り

 

<株式>

主要株式市場は米国での追加経済対策期待などを背景に概ね上昇しました。米国株式市場は決算発表が総じて良好な結果となったことや追加経済対策への期待に加えて、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が緩和的金融政策の長期化を示唆したことなどを好感して主要3指数がそろって最高値を更新して終了しました。NYダウは週間では1.00%上昇しました。日本株式市場は、企業決算に良好なものが多く、結果を好感して上昇する銘柄が相次いだことや、米国株の堅調も追い風になり、日経平均株価は29,000円を上回って終了しました。週間では日経平均株価は2.57%上昇しました。欧州株式市場は、FTSE100指数は商品市況の上昇を背景に資源株が上昇したことなどから1.55%上昇しました。DAX指数はほぼ横ばいとなりました。中国株式市場は、米国での追加経済対策期待や1月の中国の金融統計で、1月末時点の人民元建て融資残高が大幅に増加したことなどを受け、上海総合指数は4.54%、香港ハンセン指数は3.02%上昇しました。

 

<リート>

グローバル・リートは、主要株式市場が概ね上昇したことなどを好感して1.45%上昇しました。

 

<債券>

米国の債券市場は、追加景気対策への期待やそれを背景とした株高を受けて投資家のリスク選好が強まり、週間では10年債金利は0.029%上昇しました。日本、ドイツ、英国の長期金利も上昇しました。

 

<為替>

円相場は対ユーロでは、ドラギ前欧州中央銀行(ECB)総裁が次期イタリア首相に指名され、イタリアの政局不安が後退したことなどから0.31%の円安となりました。対米ドルでは0.46%の円高となりました。

 

<商品>

原油価格は米追加経済対策期待や、米週間在庫が減少したことなどを背景に週間では4.61%上昇しました。

 

 

(注)最終営業日ベース。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)最終営業日ベース。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
株式(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成


 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
リート(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
10年国債利回り(前週差) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
為替(前週比)(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場

(注)最終営業日ベース。為替の変化率がプラスの場合は各国通貨高・円安、マイナス▲の場合は各国通貨安・円高。台湾は2月8日~16日まで春節等で休場。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別の株価指数(現地通貨ベース)、為替レート (注)最終営業日ベース。為替の変化率がプラスの場合は各国通貨高・円安、マイナス▲の場合は各国通貨安・円高。台湾は2月8日~16日まで春節等で休場。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)最終営業日ベース。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別のREIT指数 (配当込み、現地通貨ベース) (注)最終営業日ベース。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)データは2020年11月13日~2021年2月12日。グラフの各国・地域別の株価指数は表と同じ。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別の株価指数の推移 (注)データは2020年11月13日~2021年2月12日。グラフの各国・地域別の株価指数は表と同じ。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)データは2020年11月13日~2021年2月12日。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。アジア:アジア・パシフィック(除く日本)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別のREIT指数の推移 (注)データは2020年11月13日~2021年2月12日。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。アジア:アジア・パシフィック(除く日本)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

3. 先週のメキシコペソ市場

(注)データは2020年2月14日~2021年2月12日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2020年2月14日~2021年2月12日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注1)先週末は最終営業日ベース。 (注2)円/メキシコペソと円/米ドルの単位は円、メキシコペソ/米ドルの単位はメキシコペソ。 (注3)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。 (注4)WTI原油先物価格の単位は米ドル。 (注5)前週比は2021年2月5日から2021年2月12日まで、前月末比は2021年1月29日から2021年2月12日まで、前年末比は2020年末から2021年2月12日まで。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注1)先週末は最終営業日ベース。
(注2)円/メキシコペソと円/米ドルの単位は円、メキシコペソ/米ドルの単位はメキシコペソ。
(注3)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。
(注4)WTI原油先物価格の単位は米ドル。
(注5)前週比は2021年2月5日から2021年2月12日まで、前月末比は2021年1月29日から2021年2月12日まで、前年末比は2020年末から2021年2月12日まで。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

4. 先週のブラジルレアル市場

(注)データは2020年2月14日~2021年2月12日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2020年2月14日~2021年2月12日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注1)先週末は最終営業日ベース。 (注2)円/ブラジルレアルと円/米ドルの単位は円、ブラジルレアル/米ドルの単位はブラジルレアル。 (注3)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。 (注4)鉄鉱石は先物価格(米ドル)。 (注5)前週比は2021年2月5日から2021年2月12日まで、前月末比は2021年1月29日から2021年2月12日まで、前年末比は2020年末から2021年2月12日まで。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注1)先週末は最終営業日ベース。
(注2)円/ブラジルレアルと円/米ドルの単位は円、ブラジルレアル/米ドルの単位はブラジルレアル。
(注3)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。
(注4)鉄鉱石は先物価格(米ドル)。
(注5)前週比は2021年2月5日から2021年2月12日まで、前月末比は2021年1月29日から2021年2月12日まで、前年末比は2020年末から2021年2月12日まで。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

5. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年2月8日~2月12日のマーケットの振り返り』を参照)。

 

(2021年2月15日)

 

先週の注目の「日々のマーケットレポート」

2021年2月10日 先行きを占う、3つのシナリオ(吉川レポート)

2021年2月10日 『自動運転』の普及に向け法整備が進む

2021年2月10日 主要な資産の利回り比較(2021年1月)

2021年2月9日  アジア・オセアニアのリート市場はまちまちの動き

 

先週の注目の「市川レポート」

2021年2月8日  日本株はリターンリバーサルの動きが顕著に

 

【ご注意】
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