1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は米国での追加経済対策期待などを背景に概ね上昇しました。米国株式市場は決算発表が総じて良好な結果となったことや追加経済対策への期待に加えて、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が緩和的金融政策の長期化を示唆したことなどを好感して主要3指数がそろって最高値を更新して終了しました。NYダウは週間では1.00%上昇しました。日本株式市場は、企業決算に良好なものが多く、結果を好感して上昇する銘柄が相次いだことや、米国株の堅調も追い風になり、日経平均株価は29,000円を上回って終了しました。週間では日経平均株価は2.57%上昇しました。欧州株式市場は、FTSE100指数は商品市況の上昇を背景に資源株が上昇したことなどから1.55%上昇しました。DAX指数はほぼ横ばいとなりました。中国株式市場は、米国での追加経済対策期待や1月の中国の金融統計で、1月末時点の人民元建て融資残高が大幅に増加したことなどを受け、上海総合指数は4.54%、香港ハンセン指数は3.02%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、主要株式市場が概ね上昇したことなどを好感して1.45%上昇しました。
<債券>
米国の債券市場は、追加景気対策への期待やそれを背景とした株高を受けて投資家のリスク選好が強まり、週間では10年債金利は0.029%上昇しました。日本、ドイツ、英国の長期金利も上昇しました。
<為替>
円相場は対ユーロでは、ドラギ前欧州中央銀行(ECB)総裁が次期イタリア首相に指名され、イタリアの政局不安が後退したことなどから0.31%の円安となりました。対米ドルでは0.46%の円高となりました。
<商品>
原油価格は米追加経済対策期待や、米週間在庫が減少したことなどを背景に週間では4.61%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年2月8日~2月12日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年2月15日)
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