現在のベトナムでは、いわゆる「中間層」に該当する国民は5割程度であるものの、自分を中間層だと感じる、あるいは近い将来そうなれる、と感じている人がほとんどだと言われています。今回は、国民のこのポジティブな精神構造が勢いづけるベトナムの経済成長について見ていきます。

乾季と雨季のある暮らしが外国人にも人気

ホーチミン市の4月と5月は季節の変わり目に当たります。日本でのなじみはありませんが、4月までは乾季、5月からが雨季になるのが一般的です。乾季の終盤にあたる4月は、この地域で最も暑い時期になります。昼の気温が40℃程度にもなりますが、日が沈むと空気が乾いているので、すごしやすく感じます。家族や友人と飲食するベトナム人やここに住む外国人には、夕方以降は最高の時間です。特に空気が心地良いので、密閉されないオープンなお店がベトナム人には人気です。

 

 

雨季は一転、1日1度は必ず雨が降る時期になります。雨季とはいっても、1時間程度のスコールがあるだけで、他の時間は降りません。しとしとした雨が降り続く日本の梅雨とは違います。降雨が気温の上昇を抑えてくれるので、30℃前後で生活しやすい気温になります。

 

雨季と乾季が半々ずつ入れ替わるのは、地球の地軸が20度程度傾いているからです。このため、太陽によって最も強く暖められる場所が、赤道から南回帰線へ、また赤道に戻り、北回帰線へと移り変わります。最も強く暖められたところで大量の水蒸気が発生し、少しはなれたところで大雨になるのです。その変化が乾季と雨季を生み出します。これも地球の恵みのひとつといえるのではないでしょうか。

 

日本の四季も情緒豊かな味わいがありますが、ベトナムの熱帯モンスーンは、雨季、乾季に関わらず極端な違いはなく、人間が生活するには優しい気候といえます。ベトナムのそんな気候に恵まれていることも、外国人居住者が増えている理由のひとつだと思います。

国の経済成長と資産価値の上昇を信じる「中間層」

日本の自然は世界的にも恵まれていると思いますが、経済面で考えると幸せを感じる日本人は減少しているのではないでしょうか。その原因は中間層の貧困化ではないかと思います。ところが驚くことに、ベトナムは正反対なのです。

 

博報堂生活総合研究所のアセアン調査の結果によると、ベトナム人は自分が中間層と思う人が96%に上るとの記事が最近出ていました。実際の収入ベースでは中間層といえる人は50%程度だというのですが、そう感じるあるいは近い将来そうなれると感じている人がほとんどだというのです。この精神構造が経済成長を生み出すのではないでしょうか。

 

周りの人が買い物をすると、同じ中間層である自分もそれを持ちたいと思うようになるのです。ベトナムでは、最初はテレビから始まりました。それがバイクになり、現在はスマートフォンも多くの人が持つようになりました。とうとうベトナム人の若い世帯の最大の関心事は持ち家と子供の教育になりつつあります。ベトナムの人口移動も大都市への集中が進みつつあります。都市に移住し、家族を得た若い世代は持ち家を望みます。

 

現在、ベトナムの不動産は、外国企業の増加があり、オフィスの賃料がやや上がり始めました。それにつられるようにレジデンスの賃料もやや上がり始めています。ほとんどの人が国の経済成長と資産価格の上昇を信じています。

 

 

このような成長エネルギーを持った中間層が育ちつつある国では、不動産をはじめ資産価値も同様に上昇していくことになるでしょう。

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