「値下げに応じてくれる」ことにもリスクが…!?
値下げ交渉ができるのかどうかということよりも、大切なのは、不動産業者がどのようなスタンスで営業を行っているのかということです。いくら値下げ交渉に応じてくれる業者であっても、顧客に押し売りするような業者からは購入するべきではありません。
特に価格というのは、交渉力を左右する大きな要因となります。価格交渉によって値下げしてもらった場合、「頑張って値下げしたのだから、買ってくれないと困りますよ」などと言われてしまったら、買わずにはいられなくなってしまいます。
そうなると、値段は下がったけれど、立場としては不利になってしまうのです。価格交渉ができるということは、それだけリスクもあるということを認識したうえで、どのような対応をとるか考えておくことが大切です。
本当に自分に合った物件を購入したいと考えているのなら、いろいろな物件を比較検討させてくれる業者のほうがいいでしょう。そのほうが、結果的に選択の幅が広がります。より、自分に合った物件に巡り合える可能性が高まるのです。
なかには値下げできることをウリにしている業者もあるかもしれませんが、それよりも、より良いマイホームを購入するということを意識しておいてください。価格交渉にばかり気を取られていると、本質を見失いかねません。
大幅な値引きを行っている業者があるとすれば、それは最初から価格に上乗せしているだけなのかもしれません。売り手も業者も利益がなければ活動できないので、そのあたりについては慎重に考えておく必要があります。