玩具業界「巣ごもり需要」でジグソーパズルが好調
2020年、コロナ禍により「例年とは違う……」という枕詞がさまざまなところで使われていますが、そのひとつが「クリスマス」。例年であれば、ハロウィンが終わると、店先ではクリスマスのプロモーションが始まり、イルミネーションの点灯式があちらこちらで行われたりと、浮足立った雰囲気でした。
今年は、新型コロナウイルス感染の再拡大もあり、自粛ムード。本来のクリスマスは、家族と静かに過ごすものなので、これくらいがちょうどいいのかもしれませんが。
いつもとは違うクリスマスといっても、子どもからプレゼントをねだられるのは、親の宿命です(クリスマスプレゼントはサンタがくれるものと、秘密裏で動いている人も多くいると思いますが)。
一般社団法人日本玩具協会によると、2019年度、国内の玩具市場規模は8153億円(前年比上代価格97.4%)でした。微減とはなっているものの、過去2番目の大きさ。少子化が進んでいるものの、顕著に推移している業界だといえます。
玩具の主要10分野*で5225億円。そのなかで最も高い伸びをしてしているのが、ジグソーパズルで前年比116.1%。金額で伸びが大きかったのは、カード・トレーディングカードで、前年比104.9%でした。
*ゲーム(一般ゲーム、立体パズル等)、カードゲーム・トレーディングカード、ジグソーパズル、ハイテク系トレンドトイ、男児キャラクター、男児玩具、女児玩具、ぬいぐるみ、知育・教育、季節商品(花火、サマートイ・グッズ等)
ジグソーパズルが伸びたのは、「ディズニー」や「鬼滅の刃」「名探偵コナン」など、キャラクターなどのキャラクター人気が顕著だったこと、年度終わりには新型コロナウイルス感染拡大懸念で巣ごもり需要が増加したことが要因だと考えられます。
カード・トレーディングカードゲームでは、「遊戯王OCG」や「ポケモンカードゲーム」などが牽引。また男児玩具も前年比103.2%と好調で、発売60周年を迎えた「プラレール」などが売上を伸ばしました。

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