月収57万円の勝ち組サラリーマンの悲鳴…順風満帆の老後が一転、夫婦で年金400万円も「老後崩壊」まさかの理由

月収57万円の勝ち組サラリーマンの悲鳴…順風満帆の老後が一転、夫婦で年金400万円も「老後崩壊」まさかの理由
(※画像はイメージです/PIXTA)

「定年を迎えて現役を引退したら何をしたい?」。そんな会話をしている夫婦も多いことでしょう。しかし、そんな老後が瞬く間に崩壊してしまうケースも。しかも今後、そのような高齢者は増えるといわれています。みていきましょう。

日本の高齢者「何を楽しみ」に暮らしてる?

現役時代、馬車馬のように働き、そして手に入れる穏やかな老後。一生、そのような生活を手に入れることは不可能というケースもありますが、多くの人が望んでいることです。

 

では実際に高齢者は、どのようなことを楽しみに暮らしているのでしょうか。ソニー生命保険株式会社が全国のシニア(50歳~79歳)の男女1,000人に行った『シニアの生活意識調査2022』によると、シニアの「現在の楽しみ」として、最も多く上がったのが「旅行」で45.3%。続く2位が「テレビ/ドラマ」で38.6%、3位は「映画」で29.5%。以下、20%以上の支持を受けたものをピックアップしていくと、「グルメ」「読書」「スポーツ」「健康」「音楽」と続きます。

 

また男女別にみていくと、男性は「旅行」「テレビ・ドラマ」「映画」「スポーツ」「読書」に続き、「自転車」が25.2%の支持を集めています。一方、女性は「旅行」「テレビ・ドラマ」「グルメ」「健康」「読書」「映画」「音楽」と続きます。

 

男性では「パートナー」が23.0%に対し、女性は16.4%。一方で女性では「子ども・孫」が22.8%に対し、男性は16.8%。男性としてはちょっと悲しくなる男女差が明らかになっています。

 

さらに「いくらお金をかけているか」に関しては、まずは老後の楽しみNo.1「旅行」に「平均2.4万円/月」。男性からの支持が厚い「スポーツ」は「平均1.2万円/月」。また現役時代は忙しくて世話をする暇がないからと諦める人も多い「ペット」は「平均1.3万円/月」。

 

そして「目に入れても痛くない」という「孫」に対しては「平均11.9万円/年」。実際に何にお金を使っているのかというと、1位「おこづかい・お年玉・お祝い金」67.2%、2位「一緒に外食」43.5%、3位「おもちゃ・ゲーム」39.9%、4位「衣類などファッション用品」30.8%、5位「本・絵本」26.9%と続き、年間「5万円~10万円未満」が一番のボリュームゾーン(22.1%)。なかには「50万円以上」3.9%と、「どこまで孫がかわいいんだ」とツッコミをいれたくなる人も結構います。

 

楽しみのためには何かとお金のかかる老後。貯蓄だってしています。シニアが貯蓄している金額は「平均5.2万円/月」でした。

 

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