細かくみていきましょう。
「学習・自己啓発・訓練」として「外国語」を選択した人の割合は、全国平均12.9%。都道府県別にみるとトップは「東京都」の20.2%で、5人に1人は自己投資として外国語を学んだ計算になります。さらに「英語」に絞ると、全国平均は11.9%、その他の言語の全国平均は3.4%となっています(図表2)。
「商業実務・ビジネス関係」を学んだ人の割合は、全国平均16.2%で、トップは「東京都」で21.3%。「パソコンなどの情報処理」を学んだ人の割合は、全国平均12.5%で、ここでもトップは「東京都」で16.3%となっています。
趣味の意味合いが強い、料理・裁縫などを学ぶ「家政・家事」でも、歴史・経済などを学ぶ「人文・社会・自然科学」でも、トップは「東京都」ですが、調査のなかで唯一、トップが違うのが「介護関係」。全国平均は3.5%で、トップは「和歌山県」4.6%。「長野県」「愛媛県」「岡山県」「宮城県」と続き、「東京都」は3.4%で同率31位となっています(図表3)。
最近はスマートフォンなどでも気軽に学びの場を得られることもあるのでしょう。実に3人に1人は何かしらに自己投資として学びを取り入れています。この高い数値は、将来不安の裏返しといえるかもしれません。
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