為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。新型コロナワクチン開発の進展や、米国の追加経済対策への期待感の高まりなどを背景としたリスク選好的な動きが先週から継続し、景気に敏感な資源国通貨である豪ドルが買われる展開となりました。豪州の7-9月期GDPが市場予想を上回る結果となったことなども買い材料となり、週間を通して豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
先週の豪州3年国債利回りは、上昇しました。豪州準備銀行(RBA)は国債等の買い入れを継続しているものの、米国の追加経済対策に対する期待感の高まりなどを背景とした米金利上昇に連られて、豪州3年国債利回りも上昇(国債価格は下落)しました。
株式
先週の豪州株式は、若干上昇しました。新型コロナワクチン開発の進展や、米国の追加経済対策への期待感の高まりなどを背景に、主要株式市場は概ね堅調な展開となりました。豪州株式市場も、新型コロナ感染拡大が収束に向かう中、7-9月期GDPが市場予想を上回る結果となったことや資源価格の上昇などが好材料となり、若干の上昇となりました。
リート
先週の豪州リート指数は、若干上昇しました。豪州では新型コロナ感染拡大が収束に向かいつつあり、経済活動正常化進展の兆しが見られています。こうした状況下、豪州金利は上昇しましたが、豪州株式が上昇したことなどを受けて、豪州リート指数は若干の上昇となりました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年11月30日~12月4日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。
(2020年12月8日)