1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は米株を除いて概ね堅調に推移しました。米国株式市場は、週初は米製薬企業がコロナワクチンで高い有効性を示し、安全性も確認できたと発表したことから、経済活動の正常化期待が高まり大幅上昇し、NYダウは終値でも最高値を更新しました。その後米10月小売売上高が市場予想を下回ったことや、コロナ感染再拡大などが嫌気され下落に転じました。NYダウは週間では0.73%下落しました。日本株式市場は、コロナワクチンに関する好ニュースを受けてNYダウが史上最高値を更新したことから、日経平均株価は一時26,000円を上回りました。その後は、国内外での新型コロナの感染拡大を受け、売りが優勢となりました。週間では0.56%上昇しました。欧州株式市場は、新型コロナの感染拡大は懸念されましたが、コロナワクチンの開発期待や中国の経済指標が好感され、DAX指数は0.46%、FTSE100指数は0.56%上昇しました。中国株式市場は、コロナワクチンの開発進展や中国の経済指標の改善も好感され、上海総合指数は2.04%、香港ハンセン指数は1.13%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは0.20%の下落と週間では小幅な変動となりました。
<債券>
米国の債券市場は、低調な米10月小売売上高や新型コロナの感染再拡大による景気下振れ懸念などから、長期金利は0.063%低下しました。日本、ドイツ、英国の長期金利も低下しました。
<為替>
円相場は、円高となりました。対ドルでは世界的な新型コロナの感染拡大や日本での感染者数が連日過去最多を記録したことなどから0.79%の円高となりました。対ユーロでは0.50%の円高となりました。
<商品>
原油価格はコロナワクチン開発進展の期待が高まり5.56%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年11月16日~11月20日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年11月24日)
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2020年11月16日 先週のマーケットの振り返り(2020/11/9-11/13)
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2020年11月5日 先月のマーケットの振り返り(2020年10月)
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