為替

先週の豪ドルの対円レートは上昇しました。米大統領選挙において民主党候補のバイデン氏の当選とねじれ議会の継続が確実となったことや、新型コロナワクチンの開発が進展したとの報道などを受けてリスク選好の動きとなり、景気に敏感とされる資源国通貨である豪ドルが買われました。週後半にかけては主要中銀総裁らがワクチン開発に慎重な見方を示したことなどから円買いに転じました。週間を通しては、豪ドルの対円レートは上昇しました。

（注）左グラフは2019年11月13日～2020年11月13日、右グラフは2020年11月6日～2020年11月13日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、上昇しました。豪州準備銀行（RBA）による国債・準国債の買い入れが実施される中、新型コロナワクチン開発進展への期待や、米大統領選における民主党候補のバイデン氏の当選が確実となったことなどを受けて主要国金利が概ね上昇し、豪州3年国債利回りも週間を通して上昇（国債価格は下落）しました。

（注）左グラフは2019年11月13日～2020年11月13日、右グラフは2020年11月6日～2020年11月13日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、大幅に上昇しました。豪州で新型コロナ感染拡大が収束しつつある状況を受けて経済活動制限の緩和が進んでいることや、新型コロナワクチン開発進展への期待などを背景に豪州株式は週初から上昇しました。米大統領選挙における民主党候補のバイデン氏の当選確実なども好材料となり、週間を通して豪州株式は大幅な上昇となりました。

（注）左グラフは2019年11月13日～2020年11月13日、右グラフは2020年11月6日～2020年11月13日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、大幅に上昇しました。欧米株式市場の上昇などを背景にグローバルリート指数は大幅に上昇しました。豪州では新型コロナ感染拡大が収束しつつある状況を受けて経済活動制限の緩和が進んでいることや、新型コロナワクチン開発が進展しているとの報道などを背景に、豪州リート指数も週間を通して大幅に上昇しました。

（注）左グラフは2019年11月13日～2020年11月13日、右グラフは2020年11月6日～2020年11月13日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2020年11月9日～11月13日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2020年11月17日）