家族のことも忘れ、プライベートも捨て、身を粉にして24時間戦う不動産営業マンたち。しかし、24時間戦い続けていながら、結果が伴わないことが多いのが不動産営業マンのあるあるだ。ここでは、つらすぎる不動産営業マンたちが日々の悲哀を語り合う。今回のテーマは「最近あったつらいこと」。一般企業とはちょっと異なる業界の裏事情を垣間見る。※本連載は、全宅ツイ(全国宅地建物取引ツイッタラー協会)の著書『不動産営業マンはつらいよ』(KKベストセラーズ)より一部を抜粋・再編集したものです。

「自分が売主側だったら…」「それは完璧にクソ客」

あくの:ツーブロさんは嫁の実家住まいですよね? じゃあ、もし自分がお義父さんの家を売る段取りをすることになったらどうですか?

 

ツーブロ:う~ん、営業目線で見ちゃうと築年数、メンテナンス状態、入居率…高確率で業者に買ってもらいますね。瑕疵担保ないし、何より話が早いですしwww。

 

あくの:それ自分のじゃないからでしょ! 自分の家だと?

 

ツーブロ:そうなると、一番高い査定書を持って来た会社から順番に…。

 

あくの:そうですよね。査定が高いところに一旦任せたい。

 

野球:専任は出す?

 

ツーブロ:最近は各社ともに専任だと「ハウスクリーニングします」とか「設備点検、瑕疵保険をつけます」とか、色々とサービスがあるじゃないですか。それを享受するために、まずは一番査定金額の高い会社に専任を出して、3ヵ月ごとに各社変えていくと思います。●村不動産様にクリーニングしてもらって、3ヵ月後にリ●ブルにもう一回クリーニングしてもらうwww。

 

野球:ライバル会社の金で自分の物件がどんどん綺麗になってバリューが上がるライフハックwww。

 

ツーブロ:そして1ヵ月ごとに「なかなか売れないし、他社さんで専任を考えてるんだけどね」って言いつつ、手数料を10%ずつ下げてもらう。

 

野球:完璧にクソ客じゃん!

 

ツーブロ:自分がやられてイヤだったことを全部やってやるつもりです!

内覧客がドタキャン…「お母さん、内覧客のフリして」

野球:それはそうと「まだ売れないんですか?」って売主から言われるのつらいよね。

 

峰:私の場合は顧客がいなくても「います!」って言ってしまうんですよね。自分の中で10パターンぐらいの顧客像が設定してあって、売主には「30代の夫婦が似たような条件の家を探してるので、勧めておきます!」とか適当に伝えて、なんとかして似た感じの顧客を探し出すんです。

 

あくの:最初は営業でも結果的にキレイに着地すればいいから。

 

はと:俺も当日の朝に内覧のドタキャンをくらって、このままじゃ売主から専任を切られると思って、母親に3000円渡して内覧に連れていったことあります。そしたら母親が「わー、すごい素敵なお家!」とか気に入っちゃって「買いたい」って言い出したりwww。

 

野球:まさかのお母さんから感度(※1)出ちゃってんじゃんwww。

 

(※1)感度…物件を内見した顧客が対象物件に対して興味や関心がうまれた状態の事。

 例:顧客「いままで物件の中で一番ええやん。」

   仲介「そういって頂けて嬉しいです。(こりゃ、いけるやん)」

 

はと:俺じゃローン通らねぇし、母親が感度を出してどうすんだよ!

 

野球:売主も「あれだけ好感触なら売れるだろう」って期待しちゃうし、つらいな~。買ってあげなよwww。

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不動産営業マンはつらいよ

不動産営業マンはつらいよ

全宅ツイ

KKベストセラーズ

不動産業界を必死に生き抜くつらい不動産営業マンたちの魂の叫びを聞け! 上司に詰められ、部下にナメられ、取引先では土下座もいとわない…。 という不動産営業マンの悲哀がつづられたツイート(#不動産営業マンはつらい…

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