フィリピンには大きなビジネスチャンスがある

 

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ユニクロは、海外戦略上、フィリピンを最上位に考え、2018年にはグローバル旗艦店をオープンしています。アジア戦略の参考にしているのでしょう。

 

フィリピンの人口は1億人を超え、日本と同じくらいのマーケット。さらにまだまだ伸びる国です。平均年齢も23歳、出生率も3.2人ほどあります*2。またフィリピン人は「買い物好き」で知られています*2。ファッションや食べ物などに高い関心をもっています。

 

*2フィリピンの人口はASEANのなかでインドネシアに次いで第2位の規模を誇ります。さらに総人口に占める生産年齢人口の割合が上昇し続ける人口ボーナス期の終了年は、タイでは2031年、ベトナムでは2041年、インドネシアでは2044年、ミャンマーでは2053年といわれていますが、フィリピンでは2062年と、圧倒的に長く、世界の国で最長といわれています。国民年齢の中央値は、日本48.9歳に対し、フィリピンは23.5歳と、圧倒的に生産年齢人口が多い国です。

 

*3フィリピンは個人消費中心の経済構造をしています。民間消費支出は、先進国の場合60%程度ですが、フィリピンの場合は73.8%と高いのが特徴です。現在、コロナ禍でGDPはマイナスとなっていますが、フィリピン人の志向性から高いリバウンド消費が起こり、GDPを押し上げると考えられています。

 

フィリピンという市場をポジティブに捉えていくと、大きなチャンスとなるでしょう。海外資本の規制もありますが、規制緩和の流れもあり、また免税法人の仕組みもあります。コロナ禍ではユニクロも通販へと舵をきった感がありますが、品質がよいものは今後も需要があると考えられます。越境ECなどでも大きなチャンスがあるでしょう。

 

 

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