「家買うなら南向き」「川近くは臭い」との常識で大損する恐怖

本記事は2019年9月刊行の書籍『大家業は寝ててもチャリンチャリン 工務店社長が教える4つの核心』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。最新の情報・法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

「角地がいい」という概念は捨てていい

■「光」と「風」、「自然」のプランをつく

 

「住まう」というのは、「光」と「風」、「自然」のプランをつくること。光と風をどのように入れるかは、注文住宅やマンションであっても考えは同じだ。

 

「住まう」ことを考えると、河川や公園は採光窓が取れて風が通る。でも、川は臭いし、公園は子供がうるさいと、値下げを要求する人がいるのも事実だ。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ただ、私たち供給側の立場からすると、河川や公園が近くにある土地は投資マンションが建てやすく、採光窓が取れる最高の土地といえる。

 

公園には虫がいるし、川は臭いなどデメリットもある。なかなか買い手がつかない土地であることも確かだが、投資マンションであれば、風通しと採光、眺望も良い、そういう土地を狙うのもいい。常識を「逆手」に取ってみることだ。

 

■角地は意外と

 

道路が南に面している土地は、建物の影が北側の住居に落ちる可能性があるので、建てても3階が限度。北向きの土地は影が道路に落ちるため、高さは確保できる、容積率を目いっぱい使えるということは前回説明した。

 

読みようによっては、単に南向きを毛嫌いしているように映っているかもしれないが、南向きの土地にも十分利点はある。

 

ただ、南より北の方が投資マンションでは有利なことがある。住宅物件でも、北も南も間取りや採光窓は取れる。北向きはコストが安く済むので、私にはプランがつくりやすくて好きな土地ということだ。

 

また、ファミリー層は別の視点で考える必要があるが、部屋を借りる側の立場に立てば、学生や働いている人は1日中家にいることはないので、休日となる土日は暗いところで休みたいという人も多い。採光に関しては北向きだろうと南向きだろうとどちらも問題はなく、光はプラン次第で取ることができる。

 

物件として一見よさそうに思える角地は、両側から斜線制限が掛かるので、プランを立てる際に削らなければいけない部分が出てくるなど、意外と設計しにくい。付け加えると角地は高い。南東の角はさらに高い。「角地がいい」という概念は捨て冷静に分析しよう。

株式会社町田工務店 代表取締役社長

大阪市出身。高校卒業後、父親が創設した町田工務店に入社。昼間は現場で働き、夜は夜間の大学に通い建築を勉強しながら、一級建築士の資格を取得。平成3年町田工務店の社長に就任した際に、パートナーや回りの人たちの大切さを実感。以来、実際に住まわれるお客様の顔が見える仕事を一層大事にし、そんなお客様に喜んでいただけることを日々の仕事の励みや喜び、やりがいとする。
安心安全はあたりまえ。「大切な家族を育む家づくり」「人と地球にやさしい家づくり」「次世代へ引き継ぐ家づくり」。そんな『こだわりの暮らし』を追求する。

著者紹介

連載年収400万円でも大家さんになれる~工務店社長が教える5つの流儀

大家業は寝ててもチャリンチャリン 工務店社長が教える4つの核心

大家業は寝ててもチャリンチャリン 工務店社長が教える4つの核心

桃田 健史

幻冬舎メディアコンサルティング

「南向きと北向き、本当に選ぶべきはどっち?」「物件は【ようかん型】ではなく【全戸角部屋型】を選べ」「キャッシュフロー=利益ではない!?」「家賃収入で生活をしてはいけない、その理由」etc. 知って始める、やって楽し…

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