米国を本拠とする国際的なマーケティングリサーチカンパニー、J.D. パワー(ジェイ・ディー・パワー)による顧客満足度調査から、今回は「クレジットカード」について見ていきます。

年会費別4部門で、No.1クレジットカードを発表!

J.D. パワーは、「2020年クレジットカード顧客満足度調査SM」の結果を発表した。各部門のNo.1は下記の通り。

 

【年会費無料 部門】

第1位:楽天カード

:「ポイントプログラム」「会員向けサービス/特典」の2ファクターで最高評価。

 

【年会費1万円未満 部門】

第1位:エポスカード

:3年連続の受賞。「クレジット機能」「年会費」「手続き・サポート」の3ファクターで最高評価。

 

【年会費1万円以上2万円未満 部門】

第1位:楽天カード

:3年連続の受賞(部門細分化前の2018年の「年会費1万円以上部門」での受賞を含む)。「クレジット機能」「ポイントプログラム」「会員向けサービス/特典」「手続き・サポート」の4ファクターで最高評価。

 

【年会費2万円以上 部門】

第1位:JCBカード

:2年連続の受賞。「クレジット機能」「会員向けサービス/特典」「年会費」「手続き・サポート」の4ファクターで最高評価。

 

→各部門の詳しいランキングはこちら

身近な場所でのクレジットカード利用が進む

本年の調査は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下の5月上旬に実施された。多くの国民が自宅で過ごす時間が増え、ネットショッピングを活用する動きが広がったほか、食料品や日用品など生活必需品をスーパーやコンビニなどで購入し、自宅で食事をする機会が増えた時期となっている。

 

このような状況下で実施した本年の調査では、キャッシュレス・ポイント還元事業によるサポートもあり、ネットショッピングに比べてクレジットカード利用率が従来は低いスーパーやコンビニでクレジットカードを利用する顧客が増えた。本調査の回答者のうち“月に1回以上”の頻度でそれぞれの場所で利用した顧客の動向をみると、スーパーは前年から6ポイント増え46%、コンビニは前年から7ポイント増え30%となった。

 

新型コロナウイルス感染再拡大を受けて東京都が飲食店等に再び営業時間短縮を要請したことなどを背景に、自宅で過ごす時間や食事をする機会が減少していく方向性も明確に見えないことから、こうしたスーパーやコンビニといった場所でのクレジットカードの利用傾向は今後も続く可能性が高いと考えられる。

 

利用シーン、広がる
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