「自分の子どもは元気」、そう思っている保護者は少なくありません。しかし、熊本市民から愛される整形外科の院長、片岡泰文氏は書籍『治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題』(幻冬舎MC)にて、「元気な子ども」は、全体のほんの1〜2割であると語っています。

 

腱鞘炎というのは、全体が曲がっている状態が原因となって起こる。さらに、伸ばすことの重要さを説いても、指が硬い人の場合は、スポーツなどで、指が曲がったままの状態で試合を行うため、ケガのリスクが大きい。年寄りの場合は、指が伸びないと手首が硬くなり、地面に手をついただけで骨が折れてしまう。指や手首の柔軟性は、日々の生活に必要なのだ。

 

ケガのリスクや痛みから逃れるためにも、「伸ばす」という行為が、いかに重要かということを覚えておいてほしい。

肩こりと腰痛は生まれいずる悩み

いい姿勢を取れば、あまりボロが出ないで済む。何もしなければ、少しずつ体が歪み曲がってきて、障害がどんどん出てくる。私たちにとって肩こりや腰痛は、生まれいずる悩みだ。

 

子どもは元気だと皆が思っているが、ほとんどの子どもは肩こりで腰痛持ちである。小さいころからそういう症状があるから、認識をしてないだけ。肩こりとか腰痛ということを、子どもは認識できていないだけなのだ。親も「子どもは元気だ」と信じているだけ。元気な子は、ほんの1〜2割。

 

今の子どもは上を向いて寝ていない、横を向いて丸くなって寝ている子がほとんどだ。姿勢を悪くしている。だから、いい姿勢を取れというわけだ。

 

 

 

※本記事は連載『治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題』を再構成したものです。

 

片岡 泰文

片岡整形外科院長

治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題

治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題

片岡 泰文

幻冬舎メディアコンサルティング

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