「寝心地いいは、身体に悪い」整形外科医が語る、健康常識の嘘

あなたは、肩こりに対して揉んだり叩いたりという「間違った治療」をしていませんか? 熊本市民から愛される整形外科の院長、片岡泰文氏は書籍『治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題』(幻冬舎MC)にて、間違いだらけの健康常識に警鐘を鳴らしています。

なぜ「常識」や「人気商品」を疑うべきなのか

健康常識には嘘がたくさん。最近流行の寝具では腰枕・膝枕や抱き枕、低反発のマットや枕などが人気で、「足を高くして寝る」「抱き枕がいい」などと、いろんなことを言っている。全部アウトです。いかに悪い姿勢で気持ちよく寝るかという道具にすぎない。

 

「寝心地がいい」「気持ちがいい」ことが、健康にいいと信じている人ばかり。とても怖いこと。

 

結論からいえば、寝ている姿勢が昼間の姿勢なのだ。こんなものに頼ってしまったら、もう痛みや歪みは治らない。そして、多くの人に影響を与えやすいのが「靴」、履物だ。最近の大人も子どもも、足の幅が異様に広くなったと感じませんか? 

 

その原因の一つが靴。ろくでもない履物が売られている。悪い靴の条件は「軽くて柔らかい。幅が広くてスポッと履ける」もの。2E(靴幅サイズ)の靴を履き始めると、次は3E、知らぬ間に4E・5Eになっていますよ。幅が広くて先が丸いと、開張足・扁平足・ハンマートゥの原因になる。先が少し尖っていると、外反母趾や内反小趾になってしまう。

 

悪い靴の条件は「軽くて柔らかい、幅が広くてスポッと履ける」もの(※写真はイメージです/PIXTA)
悪い靴の条件は「軽くて柔らかい、幅が広くてスポッと履ける」もの
(※写真はイメージです/PIXTA)

「高級ソファー」には要注意

楽な姿勢ほど健康に悪い。高級ソファーなんかより、ほぼ直角の背もたれがあって足を下に引き込める、食堂にあるような椅子に座ることを勧めます。良い姿勢を保持しやすい。高級ソファーは、楽な姿勢を取るようにできているので、肘の位置が低過ぎる。足を投げ出すような低いソファーだと、体がどんどん曲がっていく。最終的には、歪みや曲がりなど体に良くない兆候が表れる。

 

仕事で椅子を選ぶときは、肘掛けがちょっと高く、調整機能が付いているものを選ぶといい。

人気の健康寝具は、その場しのぎ

低反発マットレスやクッションなどといった寝具用品が売れている。あれは、「いかに悪い姿勢で気持ちよく寝られるか」という商品だと思う。姿勢を良くしようとすると痛みが出る。それは病気じゃなくて、矯正痛というやつだ。

 

歪みやねじれを取るときはどうしても痛みが出てくるので、一般の方は病気や何か悪いことだと感じ、嫌がる。こうした痛みを和らげるために、低反発の枕を使ったり、腰枕・膝枕・抱き枕とか、足を高くして寝たりするわけです。

 

片岡整形外科 院長

昭和57年3月 福岡大学医学部卒業、熊本大学麻酔科入局
昭和58年 熊本市民病院麻酔科勤務
昭和59年 熊本大学整形外科入局
昭和60年 熊本労災病院整形外科勤務
昭和61年 水俣市立湯之児病院整形外科勤務
昭和62年 国立熊本病院整形外科勤務
昭和63年~平成4年 熊本大学病院整形外科文部教官(助手)
平成5年 熊本赤十字病院整形外科勤務
平成5年12月20日 片岡整形外科開業

著者紹介

連載現役整形外科医が、間違いだらけの健康常識に喝!「治療の痛みは喜びの涙」

治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題

治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題

片岡 泰文

幻冬舎メディアコンサルティング

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