再び感染者数増加で、防疫措置強化へ
7月下旬あたりから、再び、新型コロナウイルスの新規感染者数が増え始め、多いときには1日5,000~6,000人にもなりました。
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そのような状況を受けて、医療従事者から防疫強化の声が高まり、8月4日から防疫措置が再び強化されることになりました。たとえば、公共交通機関はほとんどが制限され、利用できるのは、会社が独自に手配したシャトルバスだけに限られています。
現在の感染者(累計)は14.4万人、死亡者数は2,400人あまりです(8月13日現在)。感染者数はインドネシアを抜き、東南アジアで最も多い国になりました。これは検査体制が確立され、検査数そのものが増えたことが一因です。
フィリピン中央銀行は景気の「ナイキ型回復」を見込む
先日、GDPの速報値がでました。4~6月は、-16.5%。1981年以降、最もひどい数値となりました。それを受けて、政府は2020年度のGDP予測を-2~3%程度から、良くても-5%と下方修正しました。しかし7月以降は徐々に経済を動き出しているので、これ以上は悪くならないだろうというのが、政財界の見方です。
またフィリピン中央銀行によれば、新型コロナウイルスのパンデミックによる経済の縮小は、2021年の第一四半期まで続く可能性があるとしています。そして経済の回復は、当初V字回復を見込んでいましたが、ナイキ社のロゴマークにちなんだ「スウッシュ型」という、緩やかなものになるだろうとしています。
フィリピン経済は、2020年1~3月に-0.2%となり、84四半期連続の成長が止まりました。前回のマイナス成長は、アジア通貨危機のとき。逆に、米国同時多発テロやリーマンショックなども乗り越えて、21年間もプラス成長を遂げてきた事実は、いかにフィリピン経済が好調だったのかを物語っています。
パンデミックの打撃を最小限に抑えるため、中央銀行は様々な措置を通じ、金融システムに1.3兆ペソを供給。「現状の金融政策で、当面十分であると確信している」としています。
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