WEBマーケティングの技術は日々進化しており、細かく設定したターゲット属性に対してダイレクトに広告を配信できるようになってきています。
たとえば、オフィスターゲティング配信のように、特定の企業・学校に絞って広告を表示する仕組みもあり「ターゲット人材が多くいそうなA社の社員に自社求人を知って欲しい」といったニーズにも対応可能となっています。
同様に、FacebookのようなSNS上に表示される広告も、ターゲットの絞り込み機能が充実しています。年齢・性別・地域はもちろん、Facebook上でユーザーが登録している「関心のある分野」「勤務先企業」などの情報をもとに広告を配信できるので、ターゲット属性次第では、採用活動のマーケティングツールとして十分に機能します。
ほかにもWEB広告には、自社採用ページに誘導しやすい、求人サイト掲載ほどコストが掛からない(ことが多い)、分析・効果検証しやすいといった利点もありますので、既存の手法でなかなか効果が出ない場合は従来の採用広告予算を再配分して、一度試してみるのもいいでしょう。
「マス広告」は、存在感を示す飛び道具
好景気になり採用競争が厳しくなってくると、(多くはありませんが)求人においてもマス広告が使われることがあります。マス広告は求人広告に必要不可欠な「メッセージ」を幅広く伝えるうえで強力な手段だと言えるでしょう。求人サイトなどの手法と比較した際に費用が気になるところですが、予算が許せば一度挑戦してみたい採用担当者も多いのではないでしょうか。
伊藤忠商事のテレビCM(https://youtu.be/NR84MC1vkgE)はわかりやすい事例のひとつです。もともとは、投資家を対象にイメージが湧きづらい総合商社の働きぶりを伝える目的で始まったものだそうですが、就活生に近い入社1年目社員の姿を伝えたことで、同社で働くイメージができ、採用においても効果的な施策となっています。