「キッチンタイプの変更」で実用的&印象的な間取りに

●パレスM

【1979年築/面積34.82m²/リノベーション費用365万円】

 

1979年築のパレスMの事例では、間取り変更に伴い、南向きの対面式カウンターキッチンを採用しました。本来であればキッチンを壁付けにしてしまったほうがスペースの効率はいいのですが、入居率が下がっている現状を見て、内見でほかとは違う間取りであると認識してもらい印象に残るようにプランニングしました。

 

【リノベ後の写真を見る】からわかるように、印象に残る間取りとはいえ、決して無理な形の使いづらい設計ではありません。廊下の設定などの基本はすべて守りつつ、キッチンのバックヤードに水回りを集めており、家事動線としては非常に無駄がありません。

 

入居率が下がっているケースでは、多少のテコ入れでは回復しない場合もあります。ただ、だからといって奇をてらったリノベーションをしては、入居者も長くは続かず、暮らしに根差していない住まいは、更新のタイミングで退去されてしまうでしょう。

 

パレスMのケースでは、入居率は40%だったのが、リノベーション後にこちらも100%になり、現在もその入居率を順調に堅持しています。

 

(写真:PIXTA)
(写真:PIXTA)

 

【リノベ後の写真を見る】

 

※本記事は、幻冬舎MC『入居希望者殺到の人気物件に化ける 築古マンション超復活メソッド』より一部を抜粋・編集したものです。

 

小山 友宏

株式会社アークマネージメント 代表取締役

 

入居希望者殺到の人気物件に化ける 築古マンション超復活メソッド

入居希望者殺到の人気物件に化ける 築古マンション超復活メソッド

小山友宏

幻冬舎メディアコンサルティング

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