SBIホールディングス株式会社は、子会社であるマネータップとPayPayの提携を発表した。リップルの分散台帳技術を利用するスマートフォン向け送金アプリMoney Tapをインフラに活用し、チャージ事業で連携する。

マネータップとPayPayが提携、「送金」が容易に

30日、SBIホールディングス株式会社は、子会社であるマネータップとPayPayの提携を発表した。リップルの分散台帳技術を利用するスマートフォン向け送金アプリMoney Tapをインフラに活用し、チャージ事業で連携する。

 

今回の提携で、キャッシュレスアプリPayPayの残高をチャージする際、Money Tapを経由させることで、銀行口座から直接的なチャージが可能となる。金融機関との接続負担軽減や、金融機関における既存インフラと比べた低コストでの事業者接続を実現するという。

 

これまでのチャージ方法では、銀行口座からの入金の際、加盟店とクレジットカード会社や金融機関との間の決済等の取引を仲介するシステムとしてCAFIS等を介す必要があったが、それを削減し直接チャージを実現する。

 

Money TapはSBIグループが手がける送金アプリで、米国Ripple社の提供する分散型台帳技術などを基盤技術として利用している。

 

同アプリは24時間365日いつでも即送金、即着金ができることを特徴としており、利用者は相手の口座番号の他、QRコード、電話番号などを使って送金を行うこともできる。

 

またこれらの個人間送金サービスだけでなく、複数の事業者との連携や新サービス開始を企画・検討、Money TapとAPI接続する金融機関の提供サービス拡充を行うとしている。年内の本格展開を予定している店頭決済サービスに加え、他の決済事業者へのチャージ型サービスを展開することも可能になったという。

 

※本記事は、2019年10月30日に「CoinPost」で公開されたものです。

 

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