韓国の暗号資産取引所「Bithumb」で新たに上場廃止
先週、韓国大手の暗号資産取引所Bithumbは、2つの暗号資産「SALT」と「AUTO」の上場を廃止していたことが分かった。先月の上場廃止を含めると、合計で5つの銘柄の上場廃止を行なったことになる。
今年8月にBithumbは公式で、現在上場されているすべての暗号資産の再評価を毎月行うとしており、同取引所の上場基準に満たさないと判断された暗号資産は、上場が廃止されることが決定していた。
上場廃止が決定された銘柄は、先週に廃止されたSALTとAUTOに加え、DACC、ROM、PSTがある。
同取引所の上場基準は公開されていないため、これら暗号資産の上場廃止の明確な理由は明らかになっていない。ただ株式市場などの伝統的金融では、取引高や時価総額、ボラティリティなどのパフォーマンスの低下により廃止されるのが一般的だ。
先日Bithumbにより発表された公式文書で、AUTOとSALTを「Bithumb投資アラート仮想通貨指定ポリシー」に位置付けたことを伝えていた。
この「Bithumb投資アラート仮想通貨指定ポリシー」に振り分けられた場合、その暗号資産には2ヵ月の期間が与えられ、その間にパフォーマンスの改善が見られない場合には上場の廃止が決定される。
現在は、そのリストに暗号資産OCNが追加されており、パフォーマンスに向上が見られない限りは、SALTやAUTOと同様の決定が下されることが予想される。
※本記事は、2019年12月17日に「CoinPost」で公開されたものです。