依然として緊張状態が続く米国とイランの関係だが、経済制裁にシフトする動きを見せ、市場の混乱はひとまず沈静化した。一方、「新たな安全資産」との呼び声も高いビットコインは続落。

米国とイランの報復合戦が一旦沈静化、BTC価格は下落

日米株式市場は、中東情勢の警戒感後退で続伸。ウクライナ機墜落問題など、依然として情報が錯綜し先行き不透明なものの、米国とイランの報復合戦が一旦沈静化したことで、やや落ち着きを取り戻しつつある。

 

暗号資産市場では、国内大手取引所コインチェックによる暗号資産LISK(リスク)のステーキングサービス(β版)開始発表を受け、LISK価格が高騰した。ステーキングすることで、値上がりによる利益(キャピタルゲイン)だけでなく、現物株の配当益のようなインカムゲインが見込めるようになる。

 

ステーキングサービス(β版)は、実証実験の一貫としてサービスを提供。コインチェックでLSKを保有するユーザーの資産を代理運用し、受領した報酬を口座に付与するという。付与条件は以下のとおりだ。

 

●対象期間にCoincheckの「取引アカウント」にて1日あたり平均10LSK以上保有

●「貸暗号資産アカウント」にて貸出中でないLSKを1日あたり平均10LSK以上保有

 

◆ビットコイン(BTC)市況

 

10日の暗号資産ビットコイン(BTC)は、前日比-1.64%の85.6万円と続落。

 

TradingViewのBTCUSDチャート
TradingViewのBTCUSDチャート

 

7800ドルにはサポートラインがあり、反発の見込めたラインだが、割り込んだ場合は半値戻しの7,650ドル、61.8%の7,470ドル付近まで見る必要がある。

 

※本記事は、2019年1月10日に「CoinPost」で公開されたものです。

 

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