香港側統計との齟齬の背後に偽装貿易
貿易については、2013年前半、中国の対外輸出統計の数値が大きく伸びたが、欧米向けの輸出がそれほど伸びていない中で、対香港輸出のみが突出して増加し、しかも香港側の統計とのかい離が著しく大きくなったことから、貿易の実態を伴っていないのではないか、統計に“水分”、水増しがあるのではないかとの見方が拡がった。
財務省OBで、現在、日本ウェルス(香港)銀行独立取締役の金森俊樹氏が、「中国経済の実態」を探る本連載。前回に引き続き、「貿易統計水増し疑惑」について見ていきたい。
貿易については、2013年前半、中国の対外輸出統計の数値が大きく伸びたが、欧米向けの輸出がそれほど伸びていない中で、対香港輸出のみが突出して増加し、しかも香港側の統計とのかい離が著しく大きくなったことから、貿易の実態を伴っていないのではないか、統計に“水分”、水増しがあるのではないかとの見方が拡がった。
本稿は、個人的な見解を述べたもので、NWBとしての公式見解ではない点、ご留意ください。
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