ある投資家が「カンボジア不動産」を買った理由とは?

投資家たちは何を目的に不動産投資を行おうと考えたのか、それに対して不動産会社はどのような提案を行ったのか…。本連載では、実際の事例をもとに、不動産投資の成功の極意を探っていく。今回は、日本とカンボジアに拠点をもつアンナアドバイザーズ株式会社代表取締役・荒木杏奈氏が、カンボジア不動産を購入したある企業オーナーの事例を紹介する。

なぜ「カンボジア不動産投資」を選んだのか?

今回紹介するF様は、国内外で不動産投資を成功させてきた企業オーナーです。F様はまだ知名度が低く参入している人も少ないカンボジア不動産を購入しました。F様がどのような投資目的をもち、物件の購入に至ったのか、見ていきましょう。

 

[F様のプロフィール]

年齢:45歳(当時)

性別:男性

未婚/既婚:既婚

金融資産:5千万円

 

F様は、数年前から少しずつ海外資産にシフトしていました。すでにハワイやロサンゼルスなどに物件を保有していましたが、保有不動産がアメリカだけに集中していたので「リスクを分散させたい」という思いを持っていました。しかし、今すぐに何とかしなければいけない、というような緊急性は感じていなかったようです。一方で、新たに投資を行うなら「ドル資産で運用したい」と考えていました。このようなF様の思いに合致したのが、カンボジア不動産だったのです。

 

カンボジアでは実質的に米ドルが流通し、不動産を購入する際の決済はもちろん、家賃収入も売却益も米ドルで得られます。さらにカンボジアに住んでいない外国人でも銀行口座を作ることができるうえ、金利は1年で5%程度あります。これは、現地物件から得られる家賃収入やキャピタルゲインを、ドルで口座に保有しておくだけで、資産が増加していくことを意味します。

 

また海外不動産でも物件のロケーションは重要です。カンボジア不動産でオススメの立地はやはり首都であるプノンペンですが、そのなかでも場所は厳選すべきです。東京であれば、千代田区・港区は政府機関や大使館が集中し、物件価格が下がりにくいエリアのように、カンボジアでも同じような一等地を選ぶことが、リスクヘッジにもなります。

 

さらにカンボジア不動産で投資候補になる物件の多くは「プレビルド」です。小さなディベロッパーの開発案件の場合、資金繰りの悪化などにより工事が中止される可能性が十分に考えられます。信頼できる大手ディベロッパーや、日系ディベロッパーの開発物件を選ぶことが、カンボジア不動産の場合、非常に重要なポイントになります。

 

カンボジアは不動産投資に関して法整備が行き届いているとはいえません。そのためカンボジアで不動産投資を行う場合は、現地に詳しいエージェントの協力が必要不可欠です。エージェントと信頼関係を構築し、投資判断に重要な情報を手に入れるのです。

 

以上のことから筆者はF様と信頼関係を築くことを第一に考えました。実際に知り合ってからも、すぐにはカンボジア不動産の話はしていません。経営者同士、信頼関係を構築していくなかで、F様のリスク分散やドル資産の有効活用への考えを聞き、カンボジア不動産を紹介するに至ったのです。

好立地の大手ホテルブランドの開発物件を購入

F様は熟考のすえ、プノンペンの一等地に建設中のオフィス&アパートメントの2部屋を購入しました。以下、購入した物件の概要です。

 

●平均利回り9.5%、買い取り保証オプションつきのオフィス物件/1部屋/2000万円代

●平均利回り8.5%、買い取り保証オプションつきのアパートホテル物件/1部屋/2000万円代

 

建物:ニューヨークの歴史ある建築シンボルThe Flatironから着想を得た、都会的で洗練された高層ビル

竣工:2021年下半期予定

立地:プノンペン中心地。政府機関、病院、ショッピングセンター、教育機関が近い。日系企業も多く入居しているヴァタナックキャピタルタワー、カナディアタワー、エクスチェンジスクエアなどへ車で5~10分圏内。また銀行などの金融機関が多いエリアで、プノンペン国際空港へは車で約30分、イオン1号店へは車で約20分、イオン2号店へは車で約30分で行くことができる

 

 まとめ 

F様と知り合ってから、すぐにカンボジア不動産投資の話になったわけではなく、最初は信頼関係を築くことを優先しました。そのため知り合ってから、購入・契約まで2年ほどかかりました。

 

契約後、F様から購入に至った決め手を教えてもらいました。

 

1)カンボジア不動産投資は初めてだが、充実した保証で安心できる

2)(筆者が)経営者仲間と信頼関係があり、彼らからもカンボジア不動産をすすめられたことが大きい

3)「(筆者を通して購入した)カンボジア不動産物件はもう完成していて、賃料も定期的にカンボジアの銀行口座に入金されている」と経営者仲間から聞き、安心できた

 

カンボジア不動産に限らず海外不動産投資の場合、国内不動産投資よりも目に見えないリスクが多くあるため、物件の良し悪しはもちろんのこと、エージェントが信頼できるかが最も重要なポイントになります。

 

アンナアドバイザーズ 代表取締役

宅地建物取引士 1984年生まれ、東京都出身
大手広告代理店セプテーニ(株)入社、その後SBIグループを経て2012年よりカンボジアの首都プノンペンの金融機関に勤務。2013年に独立し日本とカンボジアに拠点を持ち、国内・海外(米国・カンボジア・フィリピン)の国際不動産サービスを展開。
カンボジアでは、不動産売買仲介だけではなく、物件購入後の賃貸管理・コンサルティングを得意としている。日本流のサービスをに日本人だけではなく、多国籍の方のお住まいのお手伝いをしているので、これらの経験と知識を活かし、多くの方に好評いただいている。

著者紹介

連載事例から学ぶ「不動産投資の極意」

本連載は、株式会社エワルエージェントが運営するウェブサイト「Estate Luv(エステートラブ)」の記事を再編集したものです。今回の転載記事はこちら

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