株式市場
先週の中国本土市場は、上海総合指数が前週末比▲4.5%、深セン総合指数が▲4.2%と下落しました。5日にトランプ米大統領が中国からの輸入品2,000億ドル分にかかる追加関税を10日に10%から25%に引き上げる方針を示したことが相場の下落要因となりました。もっとも、実際に追加関税の引き上げが決まった10日は、トランプ米大統領が米中通商協議について合意の可能性があるとの見方を示したことや、国家隊(政府系資金)による株式の買い支え観測が広がったことから、株価は反発しました。香港市場は、H株指数が前週末比▲5.6%、レッドチップ指数が▲4.1%と下落しました。中国本土市場と同様に、トランプ米大統領が対中関税を引き上げる方針を表明し、米中貿易摩擦への懸念が再燃したことが相場の下落要因となりましたが、10日には反発がみられました。
H株指数の推移
レッドチップ指数の推移
香港ドルの対円推移
上海総合指数の推移
深セン総合指数の推移
人民元の対円推移
(2019年5月13日)