儲かっている投資家の出発点は「普通の会社員」!?
株で大儲けして「億」単位の資産を持っているというと、自分とは違う、何か特別な人ではないかと感じる人がいるようです。「そこまでは無理だから、ちょっと儲かればいい」と最初から諦めてしまう人もいます。
しかし、儲かっている人の出発点は、ほとんどが普通の会社員です。ある時点で会社をやめて専業トレーダーになった人も多くいますが、それは株取引、中でもデイトレードをやってみて自分に向いている、儲けられるという確信を得てからの話です。
また、株で大儲けする人は、最初から多額の資金を持っていると思っている人もよくいますが、それも誤解です。私の知る限り、いわゆる大金持ちはそれほど株で大きく儲けることはないようです。最初から資金があるのでハングリー精神に欠ける部分があるのかもしれませんし、大きく儲ける必要はなく数%の利益を安定的に出せばそれで足りるという考え方なのかもしれません。
大儲けしている人の多くは、最初は数十万〜300万円程度の資金からスタートしています。決して、1000万、2000万円からのスタートではありません。少ないところからコツコツと儲けを増やして、資金が1000万円程度まで到達すると、そこから1億円に増やしていくのは元手が大きいためそう難しいことではありません。
投資家には「学歴」も「学力」も必要ない
また、「億」を稼ぐトレーダーだからといって、学校の勉強がものすごくできたとか、学歴が突出しているという話もあまり聞きません。
逆に、頭でっかちのトレーダーは、体験を重ねて覚えていくことを軽んじてしまい、特にデイトレードではあまり大きな成果を出せないことのほうが多いようです。それより、基本を守ってコツコツと続ける根性があり、物事を前向きに考えることができ、スポーツに取り組むように感覚でトレードができるといったことのほうが、株で儲けるには重要なことなのです。
ですから、あなたが普通の会社員や主婦で、多額の元手があるわけではなく、人より頭の回転が速いというほどではなくても、何ら問題はありません。前向きな性格でコツコツやり続ける力があるのならば、もちろん向き不向きはありますが「大儲けできるトレーダー」になれる可能性は十分にあるのです。